DX推進(jìn)を支える組織體制
スポーツクラブNASでは、デジタル化で「業(yè)務(wù)の省力?省人化」、DXで「マーケティング改革」を推進(jìn)します。
當(dāng)社ではお客様との各種手続きや情報(bào)管理の多くを書面で行っています。サービスが多様化するなか、それら手続きの種類と量は年々増加傾向にあり、個(gè)人情報(bào)など重要な情報(bào)が記載された書面の管理にも多くの時(shí)間を要し、従業(yè)員の業(yè)務(wù)を圧迫しています。また、社內(nèi)の各種申請も書面での記入?捺印が多く従業(yè)員の負(fù)擔(dān)となっていました。
デジタル化の目的は、それら定型業(yè)務(wù)の省力?省人化を図り、そこから生まれる時(shí)間や余力をお客様へのサービスにさらに充當(dāng)し、顧客満足度を高めることにあります。
次にDXについて。會(huì)員制スポーツクラブである當(dāng)社のビジネスモデルは、新規(guī)會(huì)員の獲得と利用継続が収益の根幹を成しています。しかし近年、専門特化型ジムの増加など市場の競爭環(huán)境は激化し、顧客のニーズも多様化しています。
月會(huì)費(fèi)を収益の柱とする當(dāng)社にとって、毎月の入會(huì)?退會(huì)動(dòng)向を迅速に把握し、その都度行われる販促施策や定著施策の有効性をタイムリーに分析することは、事業(yè)運(yùn)営の生命線です。しかし、これらの分析と改善のサイクルを手作業(yè)で行っていては、変化の速い市場に対応が追いつかず、機(jī)會(huì)損失が慢性的に発生し、効率よく會(huì)員の増加が図れない狀況を生み出します。
こうした狀況下で持続的な成長を遂げるため、當(dāng)社はDXを事業(yè)成長の新たな原動(dòng)力と位置づけ、データドリブンな事業(yè)運(yùn)営への変革を加速します。具體的には、顧客情報(bào)やマーケティングデータなど、社內(nèi)外に散在する情報(bào)を一元化し、その分析を自動(dòng)化する基盤を構(gòu)築します。
これにより、新規(guī)入會(huì)者獲得に向けたマーケティング施策の最適化,新規(guī)入會(huì)者の初期定著を阻害する要因の特定と対策,各種施策の効果検証の迅速化などを?qū)g現(xiàn)し、勘や経験ではなく、データに基づいた合理的な意思決定を可能にします。この取り組みを通じて、顧客一人ひとりにとって価値あるサービスを提供し、事業(yè)基盤の強(qiáng)化を図ってまいります。
デジタル化とDX、それぞれ手法は異なりますが、目指すゴールは同じです。
デジタル化は「省力?省人化により従業(yè)員の余力を高め、お客さまの満足度アップに注力できる環(huán)境をつくる」。DXは「マーケティングの自動(dòng)化?効率化で一人でも多くの方に入會(huì)していただき、データや実績に基づく接客サービスで1日でも長く利用してもらう」。
すべては「お客さまのため」であり、市場の変化で揺らいでいる「スポーツクラブ事業(yè)の根幹を再整備」するためのものです。
そのゴールへの指針を全従業(yè)員で共有し、さまざまな施策や取り組みを包括的に進(jìn)めていきます。
図1:デジタル化およびDXによる事業(yè)根幹の再整備
図2:顧客體験と業(yè)務(wù)効率を向上させるDX戦略
お客様の利便性の向上、従業(yè)員のバックヤード業(yè)務(wù)の効率化、紙?プラスチック使用量の削減、データの一元管理と即時(shí)分析等を図るべく、さまざまな取り組みを進(jìn)めています。
以前は「忘れ物管理臺帳」「返金管理臺帳」など、紙ファイルの臺帳を使って様々な管理を手書きで行っていました(お客様にも手書きでの記入をお願(yuàn)いしていました)。この作業(yè)をタブレットで行えるようにしたのが業(yè)務(wù)管理タブレットです。
會(huì)員管理システムとの連攜により必要な情報(bào)をタブレットへ自動(dòng)反映するほか、情報(bào)入力の多くを選択式にするなど、お客様と従業(yè)員雙方の負(fù)擔(dān)を軽減し、効率化を図っています。
2024年度は既にタブレットで運(yùn)用している9臺帳に加え、新たな9臺帳を開発いたしました。2025年度には26臺帳のうち18臺帳が「業(yè)務(wù)管理タブレット」で運(yùn)用される環(huán)境となります。
以前は、會(huì)員様が各種サービスや休會(huì)のお手続きをする際は、フロントへお越しいただき所定の用紙に記入いただいていました。
2024年度より「會(huì)員マイページ」を店舗ごとに順次アップデートし「諸屆機(jī)能」を?qū)毪筏皮い蓼?。こちらの機(jī)能を利用すれば、お客様のスマートフォンから手続きの多くを行うことが可能になります。お客様のみならず従業(yè)員の負(fù)擔(dān)も軽減され、業(yè)務(wù)の効率化につながっています。さらにスタジオレッスンやパーソナルトレーニング、テニスコートレンタルなどの予約?決済機(jī)能の開発に著手しており、2025年度內(nèi)に追加リリースを予定しています。
以前は、見學(xué)や入會(huì)に関わるすべての手続きを紙の書類に手書きで記入していました。
「會(huì)員管理タブレット」では、見學(xué)?體験から入會(huì)いただく際の一連の手続きをタブレット上で行います。入會(huì)時(shí)には見學(xué)?體験時(shí)に頂戴したお客様の情報(bào)が自動(dòng)連攜され、お客様と従業(yè)員ともに同じ情報(bào)を二度入力する手間が解消されました。また、これまで全て紙でお渡ししていた會(huì)員規(guī)約や手続き書類の控え、施設(shè)利用の手引きなどを電子化し、登録メールアドレスに送信されるようになりました。2024年度內(nèi)に対象となる全店舗にて運(yùn)用を開始しています。
2025年度より、従業(yè)員がAIを使用できる環(huán)境を整備しました。
現(xiàn)在はポスターや文章の作成といった基本的な業(yè)務(wù)でAI活用を進(jìn)めており、今後はさらに、事業(yè)データ、勤務(wù)シフト、消耗品発注履歴、水道光熱費(fèi)の使用量、販促や會(huì)員サービスの実績といった各種データを一元化し、戦略の立案に活用してまいります。
サスティナブルな環(huán)境構(gòu)築を目標(biāo)とし、當(dāng)社のデジタル化およびDXでは「お客様の利便性?CSの向上による會(huì)員數(shù)の増加」「従業(yè)員の業(yè)務(wù)効率化」「ペーパレス化」「會(huì)員証やプラファイルなどのプラスチック利用量の削減」等の効果を見込んでいます。その結(jié)果として収益改善を図り、「會(huì)員や地域の皆さまにさまざまな形で還元を行う」ことを視野に入れています。
今後の展開としては、開発したシステムは全て、2025年度から順次、対象店舗へのリリースを完了する予定です。お客様は自身のIDとパスワードを使用し様々なサービスや手続きをいただけるようにしてまいります。
お客様の利便性?CSを高めていく一方で、従業(yè)員の會(huì)員管理?臺帳管理に関わる業(yè)務(wù)量を60%以上削減。さらに年間約110,000部使用している帳票類や年間約3,000,000部使用しているコピー用紙、年間約100,000枚製作している會(huì)員証(プラスチック製)などの使用量も計(jì)畫的に削減していきます。
お客様、そして社員と共に創(chuàng)る、DXの未來
當(dāng)社ではこれまで、予約システムやアンケートシステムなど、様々な月額制アプリケーションを?qū)毪贰I(yè)務(wù)効率化とサービスの向上に努めてまいりました。これらのツールは確かに多くの利便性をもたらしてくれましたが、運(yùn)用を続ける中で、いくつかの本質(zhì)的な課題が明らかになりました。
例えば、従業(yè)員は複數(shù)のシステムに同じ情報(bào)を手入力せねばならず、お客様にはサービスごとに異なる操作をお願(yuàn)いする必要がありました。また、本部ではシステム間のデータを連攜させるための追加作業(yè)やコストが発生し、お客様の全體像を捉えた迅速な分析が困難な狀況でした。
これらの経験を通じて、私たちは一つの結(jié)論に至りました。それは「部分最適の積み重ねだけでは、全體としての一貫した顧客體験は実現(xiàn)できない」ということです。
この學(xué)びを基に、私たちは基幹システムを起點(diǎn)としたシステムの自社開発へと大きく舵を切りました。自社開発は、外部サービスに比べて初期投資はかかりますが、長期的にはそれを上回るメリットをもたらします。自社の業(yè)務(wù)やお客様のニーズに合わせて迅速?柔軟に機(jī)能を改善できること、そして何より、社內(nèi)の情報(bào)が一元化されることで、保守?分析の効率が飛躍的に高まることが、今回の開発プロジェクトで実証されました。
これからは、この新しい自社システム環(huán)境を土臺として、従業(yè)員にとってはより創(chuàng)造的な業(yè)務(wù)に集中できる環(huán)境を、そしてお客様にとっては、どのサービスも簡単?シームレスにご利用いただける體験を提供することに挑んでまいります。
真のDXとは、技術(shù)を?qū)毪工毪长趣扦悉胜?、技術(shù)を使ってお客様や従業(yè)員との関係をより良いものにしていくプロセスであると信じています。皆様の聲に耳を傾けながら、一歩一歩、著実に歩みを進(jìn)めてまいる所存です。今後とも、溫かいご支援を賜りますようお願(yuàn)申し上げます。
執(zhí)行役員 総務(wù)本部長 齊藤 豊