世界の環(huán)境共生住宅
地球には実にさまざまな気候や風(fēng)土があり、そこで人々が生活を営んでいます。地球で一番暑いといわれるアフリカ東部では最高気溫は50℃にもなり、最も寒い村といわれるロシアのオイミャコンでは氷點下71.2℃を記録したことがあります。そこで暮らす人々は長い歴史の中で、それぞれの地域でそれぞれの自然環(huán)境に適した暮らし方を工夫し、先人たちの知恵を『環(huán)境共生の住まい』として受け継いでいます。
大和ハウスでは、そうした先人たちの知恵に學(xué)びながら最新の技術(shù)を用い、新しい環(huán)境共生住宅の開発?普及に力を入れています。世界のさまざまな住宅のご紹介を通じて、これからの『環(huán)境共生住宅』を皆さまと共に考えていきたいと思います。
ルーマニアのマラムレシュの人びとは、コンパクトな木造住宅に暮らしています。有畜農(nóng)業(yè)や四季の行事とも連攜した伝統(tǒng)的な生活が息づいています。
中東イエメン?サナアの人々は、市壁に閉ざされた、世界最古の摩天樓都市に住んでいます。そこには、トイレを起點とする循環(huán)システムが成り立っています。
フィリピン南部には、海の上で暮らすサマ?ディラウトの家船があります。屋根を載せた風(fēng)通しの良い家にいながら移動や漁、隣人との交流を可能にしています。
韓國には、寒い冬を暖かく過ごすための床暖房システムが備わった伝統(tǒng)的住居があります。他にも、中庭に日本の縁側(cè)のような板の間をつくるなど、陽があたり風(fēng)が通り抜ける快適な住まいです。
遊牧(ゆうぼく)の盛んなモンゴルでは、移動に便利なゲルが昔からの住まいとして使われています。風(fēng)が強く、寒暖の差が大きい気候にあわせた工夫をしています。
參考文獻(xiàn)
Vol.1?Vol.8:布野修司編『世界住居誌』昭和堂、2005年
Vol.9?Vol.12:佐藤浩司編『シリーズ建築人類學(xué)《世界の住まいをよむ》』學(xué)蕓出版社、1998-1999年
Vol13:『アラブのすまい』小堀巌?八木幸二 著 「(協(xié))オアシス集落」 1982年