バックオフィスのデジタル化
當(dāng)社では2000年頃からメインフレーム（*1）をすべてオープン系に切り替えるなど、早くからレガシーシステムの刷新に取り組んできました。業(yè)務(wù)推進(jìn)システムという位置付けで全國展開したD-SMART（*2）は稼働を開始した2005年より長い月日が経過し、その間、當(dāng)時の技術(shù)のまま多くのシステム改善を重ねてきたこともあり、肥大化?複雑化したレガシーシステムとなってしまいました。それにより、ビジネスの変化に対応するスピード感や柔軟性を持った開発に適応しにくいシステム環(huán)境になっています。
そこで、レガシーシステムのモダナイゼーション（*3）に取り組み、これからの當(dāng)社グループにおける「事業(yè)の多角化?ビジネス成長」、「営業(yè)スタイルの変革」、「働き方改革への対応」など社內(nèi)外の環(huán)境変化に迅速に対応できるDXを支える基盤へと刷新します。（表1）
（*1）メインフレーム：大型汎用コンピューター
（*2）D-SMART：顧客?案件管理の営業(yè)支援機(jī)能、グループウェア機(jī)能、工程管理機(jī)能やアフターサービス機(jī)能など全従業(yè)員が利用する総合業(yè)務(wù)システム
（*3）モダナイゼーション：稼働しているソフトウェアやハードウェアなどのシステムを最新の製品や設(shè)計で置き換えること
表1：ビジョン
「働き方改革への対応や業(yè)務(wù)変化への迅速な対応」や「ビジネスアイデアの早期実現(xiàn)」などイノベーションを推進(jìn)するためのDX環(huán)境を構(gòu)築します。（図1）
ビジネス価値の優(yōu)先度に基づき、より価値の高いアプリケーションを早いタイミングで提供します。
積み重ねられた機(jī)能追加のなかで発生した無駄を削減し続けることで、システム改修時のメンテナンス性や開発容易性を高めます。
新しい開発スタイルであるローコード開発の採用や、自動化技術(shù)の利用によって、起案からアプリケーションリリースまでの期間短縮を?qū)g現(xiàn)します。
（*4）アジリティ：機(jī)敏さ
マイクロサービス（*5）的なシステムアーキテクチャを採用して、巨大な1枚巖（モノリシック（*6））で作られた現(xiàn)システムの問題を解消し、システムのメンテナンス性や開発容易性を高めます。
（*5）マイクロサービス：小さな単位に分割したシステム構(gòu)造
（*6）モノリシック：システム全體が密結(jié)合で作られていること
一般化された業(yè)務(wù)領(lǐng)域において求める機(jī)能（ユーザーストーリー（*7））がSaaS（*8）によって実現(xiàn)可能な場合、SaaSの採用によりデリバリー速度を向上させます。
（*7）ユーザーストーリー：顧客や利用者の目線で示したソフトウェアの要件
（*8）SaaS（Software as a Service）：クラウドにあるソフトウェアをインターネット経由でユーザーが利用できるサービス
図1：取り組みの全體イメージ
（*9）CX（カスタマー?エクスペリエンス）：商品やサービスの利用における顧客視點での體験
レガシーシステムの運用?保守に割かれていた資金?人財をDXにつながるような取り組みへシフトしていくことで、DXを加速させていきます。（図2）
図2：シフトイメージ
昨今の変化し続ける時代に求められるモバイルワーク／テレワークなどのビジネスの変化に適応したシステムに変革し、働き方改革を推進(jìn)します。
DXや建設(shè)のデジタル化対応などに迅速かつ柔軟に対応するため、クラウドサービス活用やマイクロサービス化などの最新テクノロジーに適応した環(huán)境に刷新します。
DXを加速するため、モノリシックなシステムから脫卻し、クラウドサービスの活用やモバイル化機(jī)能の新システム基盤移行を推進(jìn)します。また、アジャイル開発手法の採用やローコード開発ツールの導(dǎo)入により、システムによるビジネス価値を素早く現(xiàn)場へ屆け、要件の変化にも柔軟に対応します。
物件HUBの源泉データであるD-SMARTのデータ（建物?受注?工事）のさらなる正確性を確保します。
法令遵守、申請誤り?漏れの防止など、守るべき業(yè)務(wù)プロセスをサポートします。
グループのDX実現(xiàn)を支えるシステム基盤の刷新に向けて
第7次中期経営計畫における「経営効率の向上?経営基盤の強(qiáng)化」施策の1つであるデジタルトランスフォーメーションの実現(xiàn)に向けて、レガシーシステム脫卻からシステム刷新を進(jìn)めていきます。従業(yè)員のUX向上を通じてお客様への提供価値向上を目指し、バリューチェーンを支える業(yè)務(wù)システム基盤として、柔軟かつスピード感をもった仕組みの構(gòu)築を進(jìn)めていきます。
東京本社 情報システム部 部長 府川 利幸
