DX推進(jìn)を支える組織體制
トラスは「日本は他國(guó)に比べて建材や設(shè)備製品が多岐にわたっており、その選定や管理の業(yè)務(wù)の負(fù)荷は膨大で課題を抱えているのでは？」という仮説のもとに2014年に設(shè)立され、2023年4月に當(dāng)社グループに入りました。
建材メーカーは1,000社を超え、多數(shù)の商品を開(kāi)発販売しています。ただ、その內(nèi)容を伝える媒體は紙カタログが中心となっており、膨大なアナログ情報(bào)から目的の建材を効率よく選定することは難しいと思いました。
我々はWebサイトにて各メーカーの様々な建材を橫斷的に確認(rèn)できる建材検索機(jī)能から事業(yè)をスタートし、それと絡(luò)めて現(xiàn)在は設(shè)計(jì)している建物ごとに使用する建材を管理するシステムに発展してきています。
「質(zhì)が高い建物が建てられ、世代を超えて資産として蓄積される社會(huì)を創(chuàng)る」をビジョンとしていますが、建材?設(shè)備領(lǐng)域において最適と思われるものの選択、その組み合わせを設(shè)計(jì)者施工者に周知するシステムにしていきたいと考えています。一般的に建物は建材や設(shè)備の集合體で何十年も殘り続けるものなので、理想としてはひとつひとつの製品が吟味されて使われるべきだと考えています。
図1：trussの表示畫(huà)面
運(yùn)営しているサービスtrussは二つの部分で構(gòu)成されています。
建材メーカーは自社製品であってもそのデータベースを作成していないケースが多く、我々はそれをデータに起こすところから行っています。加えて、例えば寸法をmmで書(shū)く會(huì)社とcmで書(shū)く會(huì)社がありますが、さまざまな項(xiàng)目において會(huì)社ごとに単位や表記方法が異なるため、それを整備しています。
その建材データベースを基盤(pán)として、法規(guī)、性能、デザイン、特性、値段などから求めている建材をメーカー橫斷で絞り込んで選択可能な機(jī)能としています。
建材DB/検索機(jī)能と連動(dòng)する形で、設(shè)計(jì)から施工維持管理まで関係する人が使用した建材を管理できるWebサイトサービスを作っています。Webサイト上で仕上表や材料表が作成可能で、プロジェクトごとに関係者を招待していくことが可能です。共同で建材を選定し、どこまで何が決まったのかを一目で確認(rèn)することができます。
図2：BIMとtrussのシステム連攜
trussは、大和ハウス工業(yè)と協(xié)力してBIMで作成したモデルに建材情報(bào)を流し込み連攜する機(jī)能を開(kāi)発し、その対応領(lǐng)域を増やしています。外裝、內(nèi)裝、外構(gòu)連攜を?qū)g裝し、建具連攜部分を開(kāi)発中です。BIMを中心としたワークフローにおいても、全員が直接BIMを操作することは難しいと考えていますが、BIMを直接操作しない人でも建材選定管理への関與を可能にします。
また、建材選定にVR/MRゴーグルなどのデバイスを用いてメタバース空間に入り、実寸大の外観イメージや色味、周辺環(huán)境との距離感などをリアルに近い形で確認(rèn)し、ウォークスルー體験も可能となる機(jī)能を當(dāng)社グループ會(huì)社の南國(guó)アールスタジオと共に開(kāi)発しています。施主と一緒にイメージを確認(rèn)しながら建材選定できる環(huán)境づくりにも寄與できると考えています。
図3：trussのシステム拡張構(gòu)想
現(xiàn)在は設(shè)計(jì)フェーズでの利用が中心となっており、2023年度、當(dāng)社設(shè)計(jì)部門(mén)で利用率100％達(dá)成するべく動(dòng)いています。建材の選定管理は設(shè)計(jì)フェーズから見(jiàn)積もり、施工の段階でも続いていく業(yè)務(wù)になります。フェーズごとにどこまで決まっていたか、どのように変化したかはこれまで可視化できていない部分になります。それを関係者全員で確認(rèn)できるようにしていく予定です。また、建物の種類(lèi)ごとに標(biāo)準(zhǔn)的な材料セットを登録しておき、誰(shuí)でも引き出せるようにすることで、不具合のある選択や金額的に合理的な選択、CO2排出量を抑えた選択を即座にできることを目指しています。
設(shè)計(jì)以降は積算、購(gòu)買(mǎi)、施工といった業(yè)務(wù)の下流にあたる部分でも利用できるように機(jī)能を追加していく予定です。その後、受発注プラットフォームまで発展させることを目指します。
代表取締役 久保田 修司
質(zhì)の高い建物が建てられ、世代を超えて資産として蓄積される社會(huì)を創(chuàng)る
トラスが掲げているミッションは3～5年で成し遂げられるようなものではありません。そのためトラスのユーザーであるゼネコン、設(shè)計(jì)事務(wù)所、建材メーカーでトラスの意義に共感していただき、各部署橫斷で開(kāi)発に協(xié)力していただけるパートナーが必要だと考えていました。大和ハウス工業(yè)は、我々の取り組みに最も共感していただき、DXの取り組みにおいても大きく力を入れていること、グループ全體で推進(jìn)されていることから大和ハウスグループに入ることが最も良い選択肢であるように思いました。
今後は開(kāi)発スピードを上げながら現(xiàn)業(yè)の皆さんに役立つサービスを生み出していければと考えています。
