住宅ローンプランニングにおいて決めるべきことは、「借入額」「返済期間」「返済方法」「金利タイプ」です。いずれもわが家の家計(jì)に負(fù)擔(dān)がかからないよう計(jì)畫する必要があります。今回は4つの要素のうち「返済方法」についてお話しします。借入額は同じでも、返済方法によって毎月返済額や総返済額に差が出るため、それぞれの特徴を理解してしっかり判斷することが大切です。

■「元利均等返済」と「元金均等返済」

住宅ローンの返済方法は2つあります?！冈确禍g」と「元金均等返済」です。名稱は一字違いでよく似ていますが、仕組みは大きく異なります。

1 元利均等返済

住宅ローンの毎月返済額には、借入元金の返済部分と利息の支払い部分が含まれています。その合計(jì)金額が、返済期間を通じて均等になる返済方法が、「元利均等返済」です。

「元利均等返済」の特徴は、「毎月返済額が変わらないこと」（金利が一定の場(chǎng)合）。

住宅ローン返済は長期間のため、返済中は子どもの食費(fèi)や教育費(fèi)の増額、収入の増減など、家計(jì)費(fèi)の変動(dòng)リスクを伴います。「元利均等返済」は毎月返済額を固定できるため、家計(jì)管理がしやすい方法と言えます?！冈鹁确禍g」と比べて、當(dāng)初の毎月返済額を低く抑えられるというメリットもあります。

2 元金均等返済

「元金均等返済」は、返済額を構(gòu)成する借入元金の返済部分が返済期間を通じて均等となる返済方法です。利息の支払いは元金の殘高に応じて計(jì)算されるため、返済が進(jìn)むにつれて減少します。元金返済部分が一定額で、支払利息の減少により住宅ローンの返済額が毎月少しずつ減っていくのが「元金均等返済」の特徴です。

　「元金均等返済」は毎月返済額が右肩下がりに減少するため、教育費(fèi)が右肩上がりに増加すると予想される世帯では、組み合わせ方次第で効果を発揮します。

■比較で理解する、2つの返済方法の違い

2つの返済方法を比較すると、「元金均等返済」が「元利均等返済」に対して、當(dāng)初の毎月返済額が高く、総返済額が低いという結(jié)果となります。一般的に、「元利均等返済は毎月返済額を少なくしたい人向き、元金均等返済は総返済額を少なくしたい人向き」と言われます。

しかし、年収が低めの若い世帯や、教育費(fèi)負(fù)擔(dān)などで支出が高い世帯は、「元金均等返済」を選ぶと家計(jì)に負(fù)擔(dān)となる場(chǎng)合も多々あります。総返済額の減額を優(yōu)先するあまり、毎月の暮らしに余裕がなくなり、貯蓄もできないような計(jì)畫はお?jiǎng)幛幛扦蓼护?。雰囲気や人の話に頼るのではなく、わが家の試算をすることが大切です。

■こんな選択肢もあります。ボーナス払いを賢く無理なく利用

返済方法のパターンとして、ボーナス払いを併用するという方法もあります。ボーナスを確実に見込める場(chǎng)合は、併用することで毎月返済額の減額が可能です。

不確定で不安定な場(chǎng)合は、併用はお?jiǎng)幛幛扦蓼护螭?0萬円でも20萬円でも確実に見込める金額で計(jì)畫することで、月々の家計(jì)を楽にできる可能性があります。

■総返済額を抑えるには、繰上返済も効果的

毎月返済額を元利均等返済並みにしておいて総返済額を減らすには、「繰上返済」という方法があります。これは、毎月返済とは別にまとめて元金を返してしまう方法です。

例えば、3,000萬円を固定金利1.69％、元利均等返済35年で借入れた場(chǎng)合、1年後に約100萬円を繰上返済すると、返済期間を1年6か月短縮し、総返済額を約73萬円減らすことができます（期間短縮型の場(chǎng)合）。繰上返済を行うにあたっての注意點(diǎn)は、「利息の軽減効果を上げるならば早期に行う」「手?jǐn)?shù)料等のコストに注意する」「使い勝手の良い金融機(jī)関を選ぶ」などです。

また、繰上返済は余裕資金で行うことが鉄則です。例えば、住宅ローンは毎月返済のみとし、ボーナスが貯まったら繰上返済を行うなど。繰上返済貧乏とならないように、返済も貯蓄も計(jì)畫的に、家計(jì)にやさしいマネープランニングをしてください。