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三宅さんは『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で、明治時(shí)代から現(xiàn)在に至るまでの話題書をたどり、労働と読書の歴史を紐解いています。「全身全霊」の働き方が是とされた高度経済成長(zhǎng)期から、バブル崩壊を経て、日本の労働環(huán)境も生活も変化してきました。この先の社會(huì)にどんな願(yuàn)いを持っていますか？

分?jǐn)啶雀癫瞍褚陨悉藥冥椁胜い扦郅筏い人激い蓼埂￥膜迫毡兢?億総中流社會(huì)といわれましたが、そこから経済格差も拡大しましたし、立場(chǎng)が違うとわかり合えないという感覚が広がっている。それがこの先の未來で改善されていくことを望みます。

そのために、一人ひとりができることは何でしょうか。

分?jǐn)啶蛏蓼胜い郡幛恕⒈兢弦哿ⅳ沥蓼埂Ｗ苑证冗`う立場(chǎng)や、異なる価値観の人に出會(huì)った時(shí)も、物語(yǔ)の登場(chǎng)人物に當(dāng)てはめたりすることで、少し気持ちが想像できたりする。異國(guó)についても、その國(guó)の本を読んだことがあればイメージが膨らみますよね。もちろん想像は想像に過ぎないわけですが、やみくもに『自分とは違う』と遮斷せずにいられると思います。

書き手として感情と向き合い、働き方を見つめる

毎日1冊(cè)は本を読むそうですが、最近読んだ本ではどんな本が印象に殘っていますか？

『日本社會(huì)のしくみ』（小熊英二著）という本です。この本は、働き方や保険制度など、日本社會(huì)の仕組みを諸外國(guó)と比較して解説しています。これを読むと、日本獨(dú)自の慣習(xí)や歴史があって今の社會(huì)が成り立っていて、日本の當(dāng)たり前が世界の當(dāng)たり前ではないことがよくわかるんです。

そう考えると、日本で「當(dāng)たり前だから仕方ない」と受け入れている習(xí)慣も、変えられるのかもしれませんね。

はい。働き方に関していえば、日本で過ごしていると、長(zhǎng)時(shí)間働かないと成果が出ないと思ってしまいがちですよね。でもそれは世界の當(dāng)たり前ではありません。私は大學(xué)生の時(shí)、イギリスに留學(xué)していたのですが、有名メーカーに勤務(wù)しているホームステイ先のお父さんが夕方5時(shí)くらいにはもう帰宅していたんです。

一方私自身、會(huì)社員時(shí)代には殘業(yè)や休日出勤をすることもありました。でも、これだけITや技術(shù)が進(jìn)歩しているのに、働き方が変わらないのはちょっとおかしい。海外の働き方が素晴らしいと言いたいわけではなくて、私たちの「當(dāng)たり前」は、意外とそうではないと気づいてほしいんです。

長(zhǎng)時(shí)間労働のような「全身全霊」の働き方は変わりつつあると思いますか？

自分より若い世代と話すと、働き方に関する感覚の違いに気づくこともあります。そもそも彼らの中では會(huì)社への"信頼"のようなものは少しずつ減っているように思いますし、転職も當(dāng)たり前。會(huì)社を唯一の拠りどころにはしていません。また、今以上に働く女性が増えるなど、いろいろな立場(chǎng)の人が會(huì)社に入ることで、「全身全霊」を手放し「半身」で多様な働き方が浸透していくのではないでしょうか。

AIの進(jìn)化が著しい今、働き方への影響も注視されています。三宅さん自身はどう捉えていますか？

テクノロジーが発達(dá)しても、人間の感情や姿勢(shì)はあまり変わらないと私は思っています。インターネットが誕生してコミュニケーションが手紙からメールに変わっても、失禮なことをされたら怒るなど、そういう感情の部分は変わっていません。また、「言葉」には意味があり、好きなことや、やりたいことを言語(yǔ)化すると、大きなパワーになると思っています。書き手として、感情や感覚と向き合っていきたいですね。