2013/09/30
ニュースレター
大和ハウス工業株式會社
代表取締役社長 大野 直竹
大阪市北區梅田3-3-5
當社初「太陽熱?地中熱利用給湯システム」を導入した次世代環境配慮型介護施設「D’s SMART SILVER(ディーズ スマート シルバー)」の実証実験を開始 |
大和ハウス工業株式會社(本社:大阪市、社長:大野直竹)は、2013年10月1日より、施設で利用する給湯に太陽熱と地中熱を効率的に利用することで、給湯におけるCO2排出量を約70%(※1)削減する次世代環境配慮型介護施設「D’s SMART SILVER(ディーズ スマート シルバー)」の実証実験を、株式會社シダー様(本社:福岡県北九州市、代表取締役:山崎嘉忠)が運営する山梨県甲府市の「あおぞらの里 甲府南デイサービスセンター」で開始します。
今後、実証実験で採用?効果検証した環境配慮技術を、當社が設計?施工する介護施設(有料老人ホーム?サービス付き高齢者住宅等)に採用していきます。
當社は、法人のお客さま向けの建築物について、2020年までに環境負荷「0(ゼロ)」(運用時のCO2排出量をゼロ)を目指す「Smart-Eco Project(スマートエコプロジェクト)」をスタートさせ、その第八弾として、「あおぞらの里 甲府南デイサービスセンター」において當社初の獨自技術を取り入れた「太陽熱?地中熱利用給湯システム」や、再生可能エネルギーを効率的に利用できる「エネルギーマネジメントシステム」を採用し、実証実験を開始することになりました。 ※1.1990年當時の當社建築物と比較した場合(當社試算による)。
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1.「太陽熱?地中熱利用給湯システム」により、再生可能エネルギーを最大限利用 一般的なデイサービスでは利用者の入浴が毎日あり、施設全體に占める給湯エネルギーの使用割合が非常に高くなっています。 「あおぞらの里 甲府南デイサービスセンター」では、「太陽熱?地中熱利用給湯システム」(※2)」を導入することで、夏季など日射量の多い日においては、施設で利用するほぼ全ての給湯を賄うことができるため、年間約70%(※1)の給湯エネルギーを削減することができます。 當システムは、晴天時は、太陽熱で溫水を作り、給湯に利用します。また、日射量が少ない雨天?曇天時や夜間は、「地中熱ヒートポンプ」に切り替えることで、異なる種類の再生可能エネルギーを効率的に利用することができます。 ※2.平成25年度再生可能エネルギー熱利用加速化支援対策事業補助事業に選出。
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2.パッシブ?アクティブコントロールとスマートマネジメントを駆使した次世代環境配慮型介護施設 當施設では、建物における遮熱?斷熱性能を高めた「パッシブコントロール」や創エネ?省エネを行う「アクティブコントロール」、それらを適正に制御する「エネルギーマネジメント」を組み合わせることにより、1990年當時當社建築物と比較して約30%のCO2排出量を削減することができます。 |
■パッシブコントロール 施設內の省エネルギー性を向上させるため、高斷熱?高気密外壁を採用し、室內側ガラスには、Low-E(低放射)ガラスを採用しました。熱を逃しにくく、単板ガラスの約2.4倍、複層ガラスの約1.3倍の斷熱効果を発揮します。 また、介護施設として健康的に過ごせるようにリハビリテーション空間には、大きな吹抜けを設けたことで、明るく開放的な施設としました。 |
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■アクティブコントロール 當施設では、「太陽熱?地中熱利用給湯システム」の他、全館LED照明や人感センサーの採用により、大幅なランニングコストを削減します。 |
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■スマートマネジメント 施設內のCO2排出量削減を支援するため、「エネルギーマネジメントシステム」を採用しました。 これにより、太陽熱の取得熱量や水使用量、空調?照明の電力使用量などのデータ計測や見える化が可能となり、省エネに対する意識向上を行います。 |
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●建物概要
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■「Smart-Eco Project(スマートエコプロジェクト)」
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以上







