2013/07/02
報道関係各位
大和ハウス工業株式會社
NTT都市開発株式會社
つくば市
「つくば環境スタイル“SMILe”を具現化する住民主導の
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つくば市は「つくば環境スタイル“SMILe”~みんなの知恵とテクノロジーで笑顔になる街~(※1)」(以下,つくば環境スタイル“SMILe”)の提案により,平成25年3月,國から環境モデル都市(※2)に選定されました。この提案でつくば市はつくばエクスプレス沿線にある葛城地區C43街區を先進的かつ先導的な取組を進めていく「コミュニティ型低炭素モデル街區」に位置づけております。
この度,葛城地區C43街區における事業主體である大和ハウス工業㈱(以下,大和ハウス)及びNTT都市開発㈱(以下,NTT都市開発)と,環境モデル都市として「つくば環境スタイル“SMILe”」の取組を進めるつくば市で,「つくば環境スタイル“SMILe”を具現化する住民主導の『サスティナブルコミュニティ』構想(※3)(以下,本構想)の推進に関する協定」を締結することとなりました。この協定締結により,環境モデル都市?つくばが取り組む「つくば環境スタイル“SMILe”」を具現化し,低炭素型ライフスタイルの実現を目指します。
(※1) オールつくばでの連攜體制をベースに,人々の暮らし(建物や移動)に起因するCO2を重點的に削減するモデル。Smart Community(コミュニティエコライフ),Innovation & Technology(最先端技術),Learning & Education(環境教育,実踐),Mobility Traffic(モビリティ?交通)の4つの統合アプローチで,高齢者や子どもをはじめ,あらゆる層の人々が笑顔になる街の実現を目指す。
(※2) 我が國における低炭素社會づくりをけん引する優れたものとして,溫室効果ガスの大幅削減や先導性?モデル性など,5つの基準により,國から選定された都市
(※3) 環境モデル都市?つくばが提案した「つくば環境スタイル“SMILe”」を具現化する取組として,國土交通省「平成24年度まち?住まい?交通の創蓄省エネルギー化モデル構築支援事業」のもと, 申請企業である大和ハウスと,協同提案企業であるNTT 都市開発,㈱プレイスメイキング研究所がつくば市の支援を受け策定した構想 |
【協定名稱】 つくば環境スタイル“SMILe”を具現化する住民主導の『サスティナブルコミュニティ』構想の推進に関する協定
【協定の目的】 大和ハウス,NTT都市開発,つくば市の3者がお互いの活動に相互協力し,本構想の実現に努めるとともに,市民の環境意識の醸成や低炭素ライフスタイルの創出,新たな低炭素型まちづくり研究?開発への展開に資すること
【協定の內容】 ①本構想に基づいた事業推進 ②省エネルギーに向けたデータ分析,サービス開発 ③本構想に基づいた事業のPR
【協定対象區域】 研究學園都市計畫事業葛城一體型特定土地區畫整理事業に存するC43街區1畫地及び4畫地(つくば環境スタイル“SMILe”におけるモデル街區エリア)
【協定締結日】 平成25年7月2日
【有効期間】 平成25年7月2日から平成30年3月31日まで |
【具體的な今後の取組】 ?街區全體の取り組み ① 「つくば環境スタイルサポーターズ」を活用した街區全體での「サスティナブルコミュニティ」の形成の検討 本街區に居住する市民に「つくば環境スタイルサポーターズ」への參加を促し,コミュニティ単位で環境配慮型のライフスタイルの実現に協力。住民主導での「コミュニティモデル」の構築を目指します。
② コミュニティ全體で周辺都市機能と連動した省エネインセンティブプログラムの実施の検討 新規戸建街區のHEMS(ホーム?エネルギー?マネジメント?システム)と新規集合住宅街區のMEMS(マンション?エネルギー?マネジメント?システム)等が連係し,コミュニティ全體でのエネルギーの見える化や,周辺施設と連攜した省エネインセンティブプログラムの構築を目指します。 ③ 研究機関,公共交通等と連攜した次世代モビリティのシェアリングモデルの検証 市內の研究機関や市役所等の周辺と連係して,「次世代モビリティ」の共有や利活用方策の検証を目指します。 |
?新規戸建街區の取組[大和ハウス] ① 新規戸建街區全體でのエネルギー利用見える化を構想 新規戸建街區全戸にエネルギー?マネジメント?システム(HEMS)を導入することにより,新規戸建街區全體のエネルギーの見える化の基盤とします。またHEMSを活用した省エネ喚起の取組も構築する予定です。
② 建物の創蓄省エネルギー化を構想 新規戸建街區全戸に家庭用リチウムイオン蓄電池,燃料電池,太陽光発電システム,LED照明,HEMSを設置し,ネット?ゼロ?エネルギー?ハウスを目指した住宅の整備を進めます。 |
③ コミュニティセンターの整備を構想 住民の環境活動?情報発信や交流,防災,低炭素モビリティの拠點となるコミュニティセンターを整備します。これによって,住民相互のコミュニティ活動の活性化を図るとともに,環境意識や防災意識の向上をねらいます。
④ 交通の創蓄省エネルギー化を構想 新規戸建街區全戸に低炭素車用の充電電源を設けます。また本街區は「つくばモビリティロボット実験特區」の區域內でもあることから,つくば市が進める低炭素モビリティとの連係も検討していきます。
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?新規集合街區の取組[NTT都市開発] ① マンション全戸でのエネルギー利用見える化を構想 マンション全戸にHEMS,マンション全體にMEMSを導入し,それらを連係することにより,街區全體のエネルギーの見える化の基盤とします。またHEMSを活用した省エネ喚起の取組も構築する予定です。
② NTTファシリティーズの「マンション電力提供サービス」利用 マンション全體でNTTファシリティーズの「マンション電力提供サービス」を利用した一括受電を行うことで,電力會社より5%程度安い電力を提供します。さらにNTTファシリティーズ獨自のエネビジョンを有効活用することにより,更なる省エネ?省コストの実現を目指します。
③ 低炭素車用の充電施設設置 マンション共用部に低炭素車用の充電電源を設けることで,低炭素車を生活に身近なものとし,次世代モビリティの利活用推進と低炭素コミュニティの創出を目指します。
④ 通信技術を生かした住民意識の向上 マンション內コミュニティのホームページを立ち上げ,電子回覧板やタウンニュース,お役立ち情報の交換を可能にするなど,住民へのサービスを充実させ,「つくば環境スタイル“SMILe”」の実現に向けて住民意識の向上を目指します。 |
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以上