
酸素、窒素、ヘリウムなどの産業ガスと醫療ガスを提供するグローバル企業である大陽日酸(株)様は、事業內容や周辺環境の変化に伴い、事務所の移転を行われました。
長年、重要な拠點として活用してきた川崎市のビルは、時代とともに、工場から研究所としてなど、用途を変更してきましたが、2024年に、神奈川県川崎市にある自社ビルの売卻、再利用を検討。さまざまな可能性があるなか、大和ハウス工業との売買契約を締結されました。
今回の契約は、大和ハウス工業の新しいサービスである、既存建物を再利用するビズ?リブネスの形態がとられました。
現在の建築材料費や人件費の高騰、スピーディな事業展開が求められる環境において、新築ではなく既存建物のニーズが高まっています。
弊社の橫浜建築事業部 脇田 証は、「今回の建物規模は、延床面積が約1600坪ありますが、同じ規模で解體して新築すると、設計期間も含めると2年程かかります。今回のスキームでは、取得から完成まで、半年から9ヵ月ぐらいで対応できます。コスト高、工事監督不足、その工期の短縮によって、早く事業化できる點が、このビズ?リブネスの優位點だと思います」と語ります。
今回の契約は、大陽日酸(株)様より當社が土地建物を購入し、バリューアップ後に不動産投資會社に売卻する形ですが、成功の最大の要因は、大陽日酸(株)様、野村不動産ソリューションズ(株)様と大和ハウスグループ全體で対応したスキームにありました。
また、今回の建物は大和ハウスグループのフジタが施工し、改修工事を大和ハウスグループのデザインアーク等で施工したことで安心してご使用いただけるのではないかと考えました。川崎駅から2.1㎞、矢向駅から700mという立地特性もあり、テナントビルとして再生することが出來ました。
改修工事ではTOPPAN(株)とデザインアーク、大和ハウス設計部がタッグを組み、デザインに優れたアートパネルや照明?サイン等、來客者がくつろげる空間作りを行いました。

大陽日酸(株)様は、本社機能を移転することで、社員の通勤負擔の軽減や快適な労働環境が実現し、また、売卻資金によって將來への増産體制に備える資金にも活用を検討中です。
大和ハウスグループの「BIZ Livness(ビズ?リブネス)」は、事業用施設建設で培ったノウハウや全國を網羅する膨大な情報量を強みに、不動産のさまざまな課題を解決。グループがそれぞれの得意分野を活かして連攜し、ワンストップでお応えします。
売主様の聲
建築費の高騰など、さまざまな問題がある中で、壊さず、リニューアルして有効に活用することができれば、環境負荷の側面から見ても、非常に良いことだと思います。
老朽化した建物であれば、通常は解體して何か新しいもの建てることを想像してしまいますが、こういう建物を再生して再活用するという方法もあるということを、先入観にとらわれずに大和ハウスさんにぜひ相談していただきたいと思います。
仲介業者様の聲
今回、大和ハウス工業のBIZ Livness(ビズ?リブネス)では、本當にスピーディに検討の土臺を商業施設からマルチテナント型のオフィスへ転換してご提案いただき、我々としても、非常に安心できる材料になりました。コスト面や環境への配慮といった観點からも、大和ハウスグループさんが積極的に取り組むことによって、今後、環境配慮というテーマに、多くの人の目が向いてくれるといいと思っています。
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