CASE14
醫(yī)療施設(shè)
渡辺病院
- 所在地：
- 鳥取県鳥取市
- 構(gòu)造：
- 鉄骨造
- 延床面積：
- 4,772m2（3棟計(jì)）
- 竣工：
- 2018年3月
- 用途：
- 精神科急性期治療病棟（54床）、精神科救急醫(yī)療センター、畫像診斷センター
1953年の開設(shè)時(shí)より、その豊かな環(huán)境や周辺住民の方々からの理解が高いことが、入院患者様の療養(yǎng)環(huán)境に好影響を與えるとのお考えから、一度も移転することなく、當(dāng)該地での醫(yī)療活動(dòng)を続けてこられた社會(huì)醫(yī)療法人 明和會(huì)醫(yī)療福祉センター 渡辺病院様。
今回、新耐震基準(zhǔn)への対応と時(shí)間外外來診療の充実を図るため、病棟を再構(gòu)成。新病棟を含んだ3棟に関してスクラップアンドビルド方式の建て替え計(jì)畫を?qū)g行されました。
計(jì)畫のポイント
スクラップアンドビルド方式による敷地內(nèi)での建設(shè)計(jì)畫
病院を移転しないで、そして一時(shí)的に病床を減らしたり、診療內(nèi)容を縮小させることもなく、建て替えを?qū)g現(xiàn)するため、新たに1棟を新築し、2棟を全面改築する形で機(jī)能を継続させながら円滑に建て替え工事を完了しました。
（1）著工前
（2）敷地東側(cè)に駐車スペースに（新）東館を建設(shè)
（3）外來?管理部門を東館に移転。本館は解體
（4）本館の建て替え工事完了
（5）新しい本館に外來?管理部門を再移転。東館を病棟仕様に改修後、舊東館の病棟?rùn)C(jī)能を移転。舊東館は解體
（6）舊東館の建て替え工事完了（新北館に名稱変更）。東館から病棟?rùn)C(jī)能を再移転。東館は再び改修工事を行い、精神科救急醫(yī)療センターと畫像診斷センター、急性期治療病棟を整備
新設(shè)の「（新）東館」を活用し、外來機(jī)能をより強(qiáng)化
新たに建設(shè)した（新）東館の1階部分には、精神科救急醫(yī)療センターと認(rèn)知癥および高齢者の精神疾患の鑑別診斷にきわめて有用な「核醫(yī)學(xué)的検査」を行う畫像診斷センターが整備されました。
（新）東館1階に設(shè)けられた精神科救急醫(yī)療センターと畫像診斷センター。
療養(yǎng)環(huán)境と職場(chǎng)環(huán)境の改善を?qū)g現(xiàn)
病棟には個(gè)室を増やし、病棟?外來を通じてアメニティに十分配慮。また、スタッフの意見も最大限取り入れ、職場(chǎng)環(huán)境の快適化につながる設(shè)備を?qū)毪筏蓼筏俊￥丹椁恕⒉≡悍蟮貎?nèi)の緑化を進(jìn)め、暖かい心安らぐ醫(yī)療環(huán)境の創(chuàng)造に努めています。
東館2?3階の急性期治療病棟の病床。今回の建て替えでは、個(gè)室の割合を増やされました。
お客様の聲
9つのパビリオンの有機(jī)的な連攜を?qū)g現(xiàn)し、
將來に向けた課題解決のための建て替えプロジェクト
社會(huì)醫(yī)療法人 明和醫(yī)療福祉センター 渡辺病院 理事長(zhǎng)?院長(zhǎng)
公益社団法人 鳥取県醫(yī)師會(huì) 會(huì)長(zhǎng) 渡辺 憲様
今回、長(zhǎng)年の懸案であった舊耐震基準(zhǔn)の渡辺病院の2棟の耐震性向上を目的に、2015年度から建て替え計(jì)畫に著手。建設(shè)にあたり、どこか他所に大きな建物を建て移転するのではなく、周辺環(huán)境に恵まれた病院開設(shè)の地であるこの場(chǎng)所に病棟を整備し、新しい時(shí)代に対応するような機(jī)能を持たせることが肝要であると考えていました。用途地域など、土地にさまざまな制約がある中、大和ハウス工業(yè)さんには多岐にわたり協(xié)力してもらいながら完成に至ったことは、とても喜ばしい限りです。
実は、計(jì)畫當(dāng)初から「精神科の救急醫(yī)療に力を入れていこう」という構(gòu)想がありました。それを建て替え計(jì)畫と同時(shí)並行で実現(xiàn)できたのも、大きなポイントとなったと思います。ただ単に建て替えるのではなく、何か將來に役立つ機(jī)能を付加価値として持たせていくことが重要であり、新病棟には20年～30年後の地域醫(yī)療のために、外來機(jī)能の充実につながるプランを盛り込みました。
その付加価値の一つが、（新）東館の1階部分に整備した精神科の救急醫(yī)療センターと畫像診斷センターです。救急醫(yī)療センターは、外來診療から入院治療に至る當(dāng)院の急性期醫(yī)療の中心という位置づけで、既存の外來機(jī)能と統(tǒng)合し幅広く多くの患者様への対応が可能となります。また畫像診斷センターは、アルツハイマーやレビー小體型認(rèn)知癥等早期の診斷のため、脳の機(jī)能を核醫(yī)學(xué)的な検査により、統(tǒng)計(jì)解析して畫像表示する機(jī)器を?qū)毪筏蓼筏俊￥长欷弦徊郡尉t合病院では設(shè)置されていますが、精神科の病院ではほとんど例がないと思われます。認(rèn)知癥の専門醫(yī)療に30年近く取り組んでいる當(dāng)院にとって、新たに強(qiáng)力な機(jī)能が加わりました。
大和ハウス工業(yè)さんには、過去にウェルフェア北園渡辺病院の本館およびアネックス南館、さらに、福祉部門のグループホーム等の設(shè)計(jì)?施工もお願(yuàn)いし、その実績(jī)と信頼性を?qū)g感しておりました。さらに、良い點(diǎn)と思うのは、住宅の建築実績(jī)が豊富であることです。病院として、入院患者様に快適で溫かい家庭的な雰囲気の療養(yǎng)環(huán)境で治療を受けていただくことは大切な使命です。また、スタッフもアメニティの優(yōu)れた環(huán)境の中で働くことは、仕事のし易さやモチベーションを高めることにもつながります。そうした環(huán)境づくりに、大和ハウス工業(yè)さんの長(zhǎng)年の住宅やマンションの建築ノウハウが生かされているのではないでしょうか。2～3週間に1度実施した建築の打ち合わせ會(huì)などでも、私たちの要望を幅広く具現(xiàn)化しながら、毎回遅い時(shí)間まで議論を交わし、細(xì)かなところまで詰めて設(shè)計(jì)?施工につなげていただきました。
3年もの長(zhǎng)きにわたる工事に伴い、幾度も行った病院機(jī)能の移動(dòng)?移転は容易ではありませんでした。患者様、スタッフに物理的にも、精神的にも負(fù)擔(dān)をかけたと思います。しかし、「よりよい治療環(huán)境、地域に役立つ信頼される醫(yī)療機(jī)関を目指す」という、しっかりとした理念?目標(biāo)を病院全體で共有し、スタッフも患者様も深く理解の上、一致協(xié)力してくれたことで、きわめてスムーズに進(jìn)んだと思っております。
【本館】外來機(jī)能と管理部門を備えた本館。4階建てのガラスのカーテンウォールを用いたスタイリッシュな外観に仕上がっています。
【本館】來院者様の利便性を考慮し、玄関部に新たに車寄せスペースを設(shè)けました。
【本館】常時(shí)、看護(hù)観察が必要な急性期の重癥な患者様が使用される保護(hù)室。トイレを除きガラス張りで常に看護(hù)師とコンタクトが可能な明るい室內(nèi)です。
【本館】常時(shí)、看護(hù)観察が必要な急性期の重癥な患者様が使用される保護(hù)室。トイレを除きガラス張りで常に看護(hù)師とコンタクトが可能な明るい室內(nèi)です。
【本館】館內(nèi)の至るところにユニークな形をしたドアノブが取り付けられています。引っ掛かりのないデザインは、事故を未然に防ぐ精神科ならでは配慮です。
【新北館】白を基調(diào)とした清潔感あふれる新北館。3階建ての建物は、1?2階に精神療養(yǎng)病棟43床、3階にリハビリテーションセンターを備えています。
【新北館】長(zhǎng)期入院されている重度慢性の患者様が、安心して長(zhǎng)期療養(yǎng)してもらえるよう設(shè)けられたリハビリテーションセンター。
【新北館】屋上には、入院患者様に開放感を味わっていただくために庭園スペースが設(shè)けられています。
【新北館】屋上には、入院患者様に開放感を味わっていただくために庭園スペースが設(shè)けられています。
【東館】急性期の患者様を受け入れる東館。敷地南側(cè)の道路からアプローチが伸び、救急車などの車両が進(jìn)入しやすい設(shè)計(jì)となっています。
【東館】救急外來の受付。救急醫(yī)療センターの入口となっています。
【東館】畫像診斷センターに設(shè)置された、認(rèn)知癥の早期診斷のための核醫(yī)學(xué)的検査を行う畫像診斷裝置。
【東館】畫像診斷センターに設(shè)置された、認(rèn)知癥の早期診斷のための核醫(yī)學(xué)的検査を行う畫像診斷裝置。
