CASE13
醫(yī)療施設(shè)
滝川中央病院
- 所在地:
- 北海道滝川市
- 構(gòu)造:
- 鉄骨造
- 延床面積:
- 13,743m2
- 竣工:
- 2017年9月
- 用途:
- 精神療養(yǎng)病床(297床)
北海道滝川市に297床の精神病床を有し、昭和36年の開設(shè)以來、地域醫(yī)療に貢獻(xiàn)されてこられた醫(yī)療法人優(yōu)仁會 滝川中央病院様。
長年のテーマであった「地域に馴染んだ病院」を具現(xiàn)化すべく、醫(yī)療サービスのみならず施設(shè)面においても、さらなる充実を図るため、病院の建て替えを計畫されました。
計畫のポイント
認(rèn)知癥治療病棟の施設(shè)基準(zhǔn)にも適応できる建物計畫
退院が困難な患者様の高齢化は進(jìn)み、認(rèn)知癥を伴うケースも増加。こうした狀況から將來的な病床転換も視野に入れ、認(rèn)知癥治療病棟の施設(shè)基準(zhǔn)に適応できるよう施設(shè)設(shè)計され、外來患者様も來やすいようにエントランスも開放的にしました。
エントランスを入ると、目の前に広がる明るく開放的な大空間。大理石調(diào)に仕上げた丸柱が印象的です。その一角には、職員様や患者様、ご家族にも好評のカフェスペースが設(shè)けられています。
地域の方が気軽に訪れることのできる病院を目指す
開放的な玄関ホールやカフェスペースなど、エントランス部分からオープンな雰囲気を演出した建物に仕上がった新病院。さらに、多目的ホール(縄手朗 記念講堂)は、さまざまなイベント使用も想定し、“地域に開かれた病院”としての工夫が凝らされています。
また、院內(nèi)歯科も設(shè)置し、一般外來患者様の受け入れも行われています。
前理事長に因み『縄手朗 記念講堂』と名づけられた多目的ホール。患者様の健康増進(jìn)の場としてのみならず、地域の催しや本格的なスポーツイベントにも活用可能で、地域交流の場としての役割も備えています。
職場環(huán)境の改善を図り、雇用の維持?確保を?qū)g現(xiàn)
雇用の維持?確保を目的に、職場環(huán)境の改善にも配慮。スタッフ動線の改善?効率化による“働きやすさ”や、職員向けの設(shè)備も充実。來院者も利用可能な売店や職員食堂などを新たに設(shè)置して利便性を高めたり、職員向けの保育所も規(guī)模を拡張させています。
壁面にガラスを用いることで、明るさとオープンな雰囲気を?qū)g現(xiàn)した醫(yī)局。
お客様の聲
地域と患者様との交流の場となる新病院。
機(jī)能強(qiáng)化した精神科醫(yī)療で多くの方に安心の提供を
醫(yī)療法人優(yōu)仁會 滝川中央病院 理事長?院長 縄手康湖様
前理事長は、「地域に馴染んだ病院」を長年のテーマとし、醫(yī)療サービスの面のみならず施設(shè)面においても、さまざまな工夫を重ねてきました。今回の建て替え計畫に至ったのも、こうした考えがあったからです。
完成した新病院は、従來の精神科病院のイメージを大きく変えるものになったと感じています。特に、広く高い吹き抜けのあるエントランス、職員のアイデアから生まれたカフェスペース、車寄せの空間などは、當(dāng)院に訪れる多くの方に好印象を與えているのではないでしょうか。もちろん、診療スペースや病室など、セキュリティの必要な箇所には萬全の配慮を施しており、オープン性と安全性を両立した建物となっています。
施設(shè)內(nèi)は、廊下幅や天井高などが広々しており、柱や壁の角が無いことなども感心しました。內(nèi)部に差し込む光の當(dāng)たり方ひとつとっても、空間設(shè)計に工夫が凝らされていることがよく分かります。大空間の記念講堂は、地域の學(xué)校の吹奏楽部の発表會など、イベントやスポーツでも本格的に活用できるようになったので、前理事長が昔から思い描いていた「地域と患者と病院の交流」を?qū)g現(xiàn)する場となることを期待しています。
施設(shè)計畫は、數(shù)社からの提案を受けました。さまざまな要望を伝えたところ、ほとんどの會社がありがちな病院の建物を提案される中、大和ハウス工業(yè)さんだけは、懐深くすべての要望を一度受け止め、創(chuàng)意工夫されて、思い描いていたもの以上の提案をいただけました。とても柔軟な対応力だと感心しています。
計畫を具體化していくにあたって、徹頭徹尾こだわったのが「自分が入院したときにどう思う?」という観點、いわゆる『患者様目線』です。閉鎖的なイメージを払拭するため、テラスやウォーキングスペースなどの“屋外を感じるための工夫”も、その観點から生まれたもの。こうした環(huán)境づくりは、きっと治療の効果にもつながっており、「夜眠れるようになった」という患者様や、売店で買い物という行為を楽しんでいる方が見受けられるなど、多くの方の表情が変わってきたことを?qū)g感しています。これらは、建て替え前には予想できなかったことです。
新病院は、將來的な展開を視野に入れ、認(rèn)知癥治療病棟の施設(shè)基準(zhǔn)に適応するよう計畫しました。また建て替えを機(jī)に「アルコール依存癥対応」、「女性こころの外來」、「もの忘れ外來」といった専門外來を立ち上げ、外來機(jī)能の強(qiáng)化を図り、多くの反応があります。特に、認(rèn)知癥の初期癥狀となる「もの忘れ外來」は、早期対応で癥狀の改善や、進(jìn)行を抑えたり遅くすることが期待できます。こうした取り組みたいことを?qū)g踐できる場として、“新しい病院?入りやすい病院”は念願でした。今後は、この新病院を核に、當(dāng)法人が運(yùn)営するグループホームなどの施設(shè)や他事業(yè)者との連攜を深め、多くの患者様が安心して毎日を過ごせるような環(huán)境づくりにも、積極的に取り組んでいきたいと思います。
































