
CASE16
醫(yī)療施設(shè)
東洋病院
- 所在地:
- 徳島県徳島市
- 構(gòu)造:
- 鉄骨造
- 延床面積:
- 1,264m2
- 竣工:
- 2019年4月
- 用途:
- 醫(yī)療療養(yǎng)病床(50床)
1977年、「東洋醫(yī)學と西洋醫(yī)學の結(jié)合醫(yī)療」を理念に、徳島市內(nèi)に診療所を開設(shè)。2012年には、外來機能強化のため新外來棟を建設(shè)し、サービス付き高齢者向け住宅とショートステイを併設(shè)されるなど、醫(yī)療のみならず介護?福祉の分野でも、幅広く地域貢獻されてきたのが醫(yī)療法人 仁壽會 東洋病院様です。
今回、老朽化への対応とさらなる機能強化を図るべく、新病棟の建て替えを計畫されました。
東洋病院様の外來棟建設(shè)(2012年)についてはこちらでご紹介しています。
計畫のポイント
敷地內(nèi)に新たな病棟を移転新築
外來棟に隣接させて新たに3階建ての病棟を建設(shè)することで、耐震性はもちろん設(shè)備の老朽化に関する問題を解決。新病棟は、外來棟と調(diào)和するデザインを施し、調(diào)和の採れた一體感ある病棟に仕上げました。

新病棟は、色合いや細かな設(shè)えなど、既存の外來棟と一體感あるデザインが施され、「2つの建物からなる一つの病院」としてのイメージが確立されています。
ワンフロアに50の病床をまとめた施設(shè)計畫
2階の病棟部分は、スタッフステーションをフロア中央に配置し、窓口も3ヶ所設(shè)置。常に患者様へ目の屆きやすい工夫が凝らされています。病室は、昨今の患者様のニーズを受けて個室中心に設(shè)計。効率的なスペース配分で、全50床をワンフロアにまとめました。

敷地形狀、病室數(shù)とその効率的な配置への考慮から、廊下にも変化が加わりました。
2つの通路で外來棟と病棟の連攜を強化
既存外來棟と1階部分の2ヶ所を通路でつなげることで、スタッフの移動をスムーズにするとともに、新病棟の廚房から外來棟2?3階の高齢者住宅へ、最短距離で食事を提供することが可能となりました。全體的な雰囲気のみならず細かなディテールにおいても調(diào)和にこだわって設(shè)計しました。

1階の廚房スペース。入院患者様はもちろん、サービス付き高齢者向け住宅やショートステイ用の食事もここで調(diào)理されます。
お客様の聲
醫(yī)療法人としての新たな一歩を飾る拠點
さらなる機能の充実を?qū)g現(xiàn)した新病棟

醫(yī)療法人 仁壽會 理事長 清水 輝記様
外來機能を強化するため、2012年に新外來棟を建設(shè)してから約7年が経ちました。真新しい建物のイメージからか、若い年齢層の患者様が増えたように思われます。當院は、以前より関節(jié)リウマチや膠原病の専門外來をしてきましたが、これらの病気は、若い患者様が多いこともあり、結(jié)果的に好評を得られたのだと思います。
病院には、50床の醫(yī)療療養(yǎng)病床がありますが、社會的にも入院の短期化が進む中、退院後自宅に帰れる方ばかりではありません。こうした患者様の在宅復(fù)帰をなんとか支援していきたいという思いから、サービス付き高齢者向け住宅とショートステイを併設(shè)しました。おかげさまで、多くの方にご利用いただき、開設(shè)當初から安定した運営を続けています。初期段階は、長期入院となった入院患者様が利用されるケースが多かったのですが、いまでは外部からの利用者様が非常に多くなっており、在宅療養(yǎng)における地域の環(huán)境や意識の変化がうかがえます。
ここ數(shù)年來、既存病棟の老朽化は、當法人の大きな課題でした。7年前に外來棟をオープンさせた際、將來的な展望が立たなければ、外來に特化した診療所に改編し、看護の必要な方はサービス付き高齢者向け住宅やショートステイで対応することも検討したほどです。しかし、選択肢を広げて可能性を模索。數(shù)社に提案を求めることで、新病棟実現(xiàn)の可能性を探りました。
最終的に大和ハウス工業(yè)さんにお願いした決め手は、まず以前のグループホームや外來棟の建設(shè)でお世話になったという點、加えて建物のコンセプトや外観の意匠性、機能的な動線を含めた施設(shè)計畫、そして建設(shè)コストと、多くの面でとても満足のいく提案をいただいたということに盡きます。
最近は、療養(yǎng)病床であっても「個室に入院したい」という方が増えてきています。こうしたニーズを伝えたところ、限られた建築面積の中、とても効率良い病室の配置とスタッフ動線を両立させたプランを提案していただきました。
また、3階のリハビリテーションスペースについても、とても満足しています。既存の病棟にも広いスペースはありましたが、広さだけでなく、見晴らしなども考慮し、最上階への設(shè)置を提案していただきました。特に長期の入院患者様などは、気分転換を伴うリハビリテーションの方が良い成果が期待できます。実際、「外の空気を吸いたい」という希望も多く聞かれるので、屋外の歩行訓(xùn)練エリアなどは、きっと高い評価をいただくことでしょう。
また、外來棟と隣接するため、意匠性にもこだわりを持っていました。提案では、CG動畫を使って、既存外來棟とのデザインの調(diào)和が分かりやすくイメージしやすい提案をしていただきました。もちろん、仕上がりもイメージ通りでとても満足です。また、いままでのお付き合いから、メンテナンスにおいても高い信頼を感じています。
これで施設(shè)に関しては、ほぼ最終形に近づいたのではないでしょうか。醫(yī)療に加え、サービス付き高齢者向け住宅やショートステイといった、手厚い看護?介護サービスを提供できる施設(shè)との連攜も上手く機能することでしょう。
法人の次なる展開としては、新たな機能を備えることも検討しています。それは、いまある施設(shè)をしっかりと運用しながらも、人材の充実を図り、在宅醫(yī)療への取り組みを進めていきたいという計畫です。具體的には、病院內(nèi)に在宅診療の部門を新設(shè)し、退院患者様のケアのみならず、広く地域の方々をサポートすることを考えています。在宅診療の機能が強化できれば、一つの施設(shè)を設(shè)けたのと同じ効果が期待できるでしょう。さらには、いま増えつつある往診専門の診療所との連攜も考えられますし、當法人の住宅部門との連攜も大きく意味を持つでしょう。私たちの発展が、地域への貢獻につながると信じています。
東洋病院様の外來棟建設(shè)(2012年)についてはこちらでご紹介しています。