孫の代まで安心して経営できる賃貸住宅を

海老名駅から徒歩10分。大型ショッピングセンターも近く、新築の分譲マンションが立ち並ぶエリアに、今回の計畫地はありました。10年前の區畫整理で農地が宅地になったあと、しばらく駐車場として利用されていた土地です。

お子さまやお孫さまの將來を想い、相続対策をしなければと考えておられたAさま。JAでの稅務相談をきっかけに、大和ハウスに土地活用のご相談をいただきました。

Aさまのご要望は「相続対策になり、孫の代まで安心して経営できる賃貸住宅を建てたい」。ご要望にお応えするため、まずご資産狀況の現狀把握とライフプランのシミュレーションを行い、Aさまにとって最適な事業規模を確認。そして「ご入居者に選ばれる賃貸住宅」を目指し、周辺の分譲マンションにも負けないグレード感のある建物を作る、という方針を定めました。

立地特性を活かした外観デザインとゆとりある共用部

四方から外観が見える立地でしたので、どこから見ても外観の印象を崩さないよう、中廊下にして全方向に住戸の開口部を設ける外観デザインにしました。また、Aさまからご要望をいただいた2階建の建物は、法令上でも吹き抜けの計畫を立てやすかったため、エントランスから入ったスペースを吹き抜けにし、ラウンジとして利用できるようソファを設置。ご入居者が帰宅された時に心が癒される空間を演出しました。また、共用部には中庭を配置したり、いくつかのD-ROOMを入念にご覧いただいたうえで外壁色を決定するなど、細部にもこだわり丁寧に作り上げていきました。

完成現場見學會には近隣から多くのお客さまがご來場に

周辺に分譲マンションが多く、入居者募集の観點から分譲マンションとの差異化が大きな課題でしたが、存在感のある外観デザインとゆとりのある洗練された共用部、暮らしやすさの備わった居室が好評で、また屋內駐輪場もポイントとなり、完成前に全戸の入居が決まりました。
「建物が無事完成した時、Aさまから『賃貸住宅のレベルとは思えないデザインや空間?仕上がりになりましたね』と嬉しいお言葉をいただきました」と設計擔當の鈴木は話します。

完成前後3日間に開催した現場見學會では、関係者やお近くにお住まいの土地オーナーさまなど大勢の方にご來場いただき、その反響の大きさに営業擔當の宇都宮も驚きを隠せなかったといいます。
「それだけ地域の方から大きな注目を集めていたのだと実感しました。皆さんに『見たい』と思っていただける建物をAさまにお引渡しできて、本當によかったです」。

Aさまはこれまでも賃貸住宅経営をされていましたが、相続対策を検討されたのは今回が初めてでした。
これがきっかけとなり、Aさまは後継者の方たちと相続について意見交換できるチャンスを得られ、「相続で子どもが困らないようにしたい、孫の代まで安心して経営できる賃貸住宅を建てたい」というご自身の想いをお子さまやお孫さまに伝えることができました。Aさまにとって、大切なご家族への想いが詰まった賃貸住宅になりました。