ところで、取材におうかがいした日は開(kāi)所の前日で、廚房ではオープンを控えてスタッフが最後のトレーニングと作業(yè)の確認(rèn)に慌ただしく働いておられました。介護(hù)スタッフの方々も職場(chǎng)の責(zé)任者の指示に従って、いろいろ細(xì)かな打ちあわせを行っておられる最中。そして、見(jiàn)學(xué)者の方々が後を斷たず、次から次へとオープン前の「ときの郷」を訪れていました。
一つの同じ敷地內(nèi)に、高齢者の安心の住まいがあり、リハビリや入浴ができて楽しい交流ができるデイサービスがあり、介護(hù)スタッフによって十分なケアのもとで生活できるグループホームがある…というこのエリアは、さしずめ西脇市の新しい高齢者のコミュニティーゾーンの出現(xiàn)といっていいかもしれません。「母もマンションに住まわせようと思っています。専門のスタッフがいるので安心ですから。そして…いずれは、私も生まれ故郷に戻って來(lái)ようか、と」。もしそうなれば、醫(yī)療と介護(hù)のちょっとしたインテグレーション（統(tǒng)合）です。実際、醫(yī)師が経営する介護(hù)施設(shè)というイメージは「安心感」という點(diǎn)で地元の人々の間でもすこぶる評(píng)判になっているようです。
最後に高瀬さんは、「とにかく地域社會(huì)のお役に立てれば…」。やはり溫厚な笑みとおだやかな口調(diào)でした。