ここ數(shù)年、大きな自然災(zāi)害が相次いだという印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。地震や臺(tái)風(fēng)といった生活を脅かす災(zāi)害の発生頻度が高い日本。
住宅の購入を考えるなら、災(zāi)害に備えて建物や家財(cái)に掛ける保険について前もって知っておきたいものですね。今回は住宅向け火災(zāi)保険の基本的なポイントを?qū)熼T家にお伺いしました。

アドバイスいただいた方
上野 洋さん
大和ハウスインシュアランス株式會(huì)社
営業(yè)統(tǒng)括部 営業(yè)推進(jìn)?企畫グループ
①火災(zāi)保険は火事だけ?補(bǔ)償の対象とその內(nèi)容
住まいを購入する際、ほとんどの人が契約する火災(zāi)保険。自動(dòng)車でいう自賠責(zé)保険のように強(qiáng)制ではないものの、住宅ローンを組む際、金融機(jī)関によっては加入を義務(wù)付けているところもあり、火災(zāi)保険への加入はほぼ必須といっても過言ではありません。
それでは、火災(zāi)保険とは一體どのような保険でしょうか。
まず、火災(zāi)保険の対象は「建物」と「家財(cái)」(電化製品?家具?服飾品等)に分かれ、「家財(cái)」を外して「建物」のみ掛けることもできますが、萬一の時(shí)に備え、セットでの契約が望ましいです。
「建物」には門?塀?垣?カーポート(車庫)?物置などのほか、エアコンの室外機(jī)?テレビアンテナなど住居に付屬するものも含まれます。庭木やペットなどの動(dòng)植物は対象外です。

建物

家財(cái)
次に、補(bǔ)償の內(nèi)容について。火災(zāi)保険という名前ですが、取り扱う補(bǔ)償內(nèi)容は火災(zāi)だけではなく多岐にわたります。多くの保険會(huì)社では、複數(shù)の補(bǔ)償內(nèi)容をセットで販売しています。ここでは必要最低限の対象をセットしたものをエコノミープラン、より充実したものをワイドプランとして説明します。 特約を含め、すべてに加入している人は全體の約2割程度と、現(xiàn)狀は多くありません。
火災(zāi)保険の補(bǔ)償內(nèi)容
エコノミー | 火災(zāi)、落雷、破裂?爆発、風(fēng)災(zāi)?ひょう災(zāi)?雪災(zāi) |
---|---|
ワイド | 上記に加え、飛來物、漏水による水ぬれ、盜難、水災(zāi)、破汚損 |
オプション?特約 | 電気的機(jī)械的事故?類焼など |
「水災(zāi)」に対する補(bǔ)償はワイドプランに入っていますが外すことも可能で、水災(zāi)補(bǔ)償への加入率は全體の3割強(qiáng)にとどまります(「水害に対する備えに関する世論調(diào)査」平成28年、內(nèi)閣府)。近年、水災(zāi)の発生頻度は高まっていますが、保険による備えは普及が遅れていることが分かります。水災(zāi)補(bǔ)償に関しては第2回で詳しくご紹介します。
また、特約の「類焼」とは、自宅が火元となって近隣に與えた損害への補(bǔ)償です。もし、自分の家から出火し、その火が燃え移って隣家が全焼してしまったら…。考えるだけでも恐ろしいですが、実は日本では失火法の定めにより、重大な過失が無い限り賠償責(zé)任を問われません。しかし、道義上の責(zé)任は免れられないもの。自宅だけを再建して元通りの生活を送ることは難しいでしょう。自分のためにもご近所のためにも、類焼補(bǔ)償が付いている保険に入っておくと安心です。
保険期間については、1年から10年間までの契約が可能です。2015年9月までは最長36年までの契約が可能でしたが、近年は被害の大きい自然災(zāi)害が多く発生していることもあり、10年超えの長期契約は廃止されました。
②こんな場合は?火災(zāi)保険のさまざまな補(bǔ)償事例
ここまで、火災(zāi)保険の基本的な情報(bào)をお伝えしました。ここからは具體的な例を挙げ、災(zāi)害が起こった時(shí)、どの補(bǔ)償內(nèi)容に該當(dāng)するかをご紹介します。

落雷
雷で屋根に穴が開いた
雷でテレビやPCが故障した

風(fēng)災(zāi)
臺(tái)風(fēng)によって屋根が吹き飛んだ
風(fēng)で飛んできたもので窓ガラスが割れた

水ぬれ
給水管が破裂して水浸しになった
また、その結(jié)果家財(cái)が損傷した

破汚損
家具を倒して壁に穴を開けた
子どもが自宅の家電を壊してしまった

盜難
空き巣に入られて窓ガラスが壊された

類焼
自宅から出た火災(zāi)によって隣家が燃えた
このように、火災(zāi)保険では火災(zāi)や大規(guī)模な自然災(zāi)害だけでなく、家具を倒して壁に穴を開けた、子どもが家電を壊したなど、日常に起こりうる事柄もカバーできる事があります。自身の生活上で生じそうなリスクをイメージし、加入するプランをよく検討しましょう。
③火災(zāi)保険加入時(shí)のチェックポイント
最後に、保険加入時(shí)の注意點(diǎn)をご紹介します。
保険金額は適正かどうか?
火災(zāi)保険で大事なのは、建物や家財(cái)の評(píng)価額と保険金額をそろえること。これを「全部保険」と言います。評(píng)価額より高い保険金額を設(shè)定する場合を「超過保険」、安い保険金額を設(shè)定する場合を「一部保険」と言います。
「超過保険」で建物よりも高い金額を設(shè)定したとしても、保険で支払われる金額の上限は評(píng)価額までとなります。保険料を多く払っても評(píng)価額までしかもらえず、超過分の保険料を損することになります。
一方、一部保険の場合は保険金が支払われる際、実際の損害額よりも少なくなり、いざ何かあった時(shí)に、自己負(fù)擔(dān)する額が増えてしまいます。
保険価額と保険金額(例)

評(píng)価額は住まいの改築や庭?門の整備によって変動(dòng)する可能性があるので、長期契約の場合も隨時(shí)見直しましょう。
再調(diào)達(dá)価額(新価)による契約かどうか?
最近の火災(zāi)保険は、基本的に「再調(diào)達(dá)価額」で保険金額を設(shè)定します。再調(diào)達(dá)価額とは同価値の建物を新たに建てるのに必要な金額のこと。簡単に言えば新品価格です。対して、「時(shí)価契約」は同等の建物を新たに建てる、または購入するのに必要な金額から、経過年數(shù)や使用による消耗分を差し引いた金額で契約することを言います。中古価格といったところでしょうか。
昔の火災(zāi)保険は時(shí)価契約が主流でしたので「再調(diào)達(dá)価格」による契約なのか「時(shí)価額」による契約なのかを確認(rèn)することはとても重要です。餅は餅屋というように、保険のことは保険のプロに相談しましょう。
地震保険に加入するかどうか?
地震大國と呼ばれる日本に暮らす限り、地震が発生しないと言える場所はありません。火災(zāi)保険加入時(shí)が、地震保険に加入しやすいタイミングです。ぜひ地震保険への加入も検討しましょう。
地震保険については第3回で詳しくご紹介しますので、そちらも參考にしてください。
保険會(huì)社により補(bǔ)償內(nèi)容は異なります。実際にご加入の際には、改めて各社の商品パンフレット、重要事項(xiàng)説明書等にてご確認(rèn)をお願(yuàn)いします。
あいおいニッセイ同和損害保険株式會(huì)社 (2018年12月承認(rèn)) B18-103708
東京海上日動(dòng)火災(zāi)保険株式會(huì)社 (2018年12月承認(rèn)) 18-T06924
災(zāi)害に備える!住まいの保険〈火災(zāi)〉〈水災(zāi)〉〈地震〉
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