コラム vol.083
あなたはどっちの大家さん?! お金持ち or 貧乏 vol.4
中長(zhǎng)期で考える賃貸住宅経営とは
公開(kāi)日:2015/09/29
賃貸住宅経営は、基本的に10年、20年と中長(zhǎng)期に渡ることが多いので、長(zhǎng)い目で見(jiàn)ることが大切です。目先のことだけにとらわれると先々上手くいかなくなることもあるので、その點(diǎn)を忘れないようにしてください。
須藤さん:「中長(zhǎng)期の視點(diǎn)ですね、わかりましたが、まだ始めてもいないので実際に管理をするというのはなかなか想像がつかない部分も多いです。何か特別なことはあるのでしょうか?」
「管理」は、大きく2種類(lèi)に分けられます。建物の管理と入居管理です。
それぞれ具體的にどんなことがあるのか、メインとなるものを挙げてみましょう。
建物の管理
- ?清掃
- ?植栽管理
- ?共用燈交換
- ?建物點(diǎn)検
- ?設(shè)備點(diǎn)検(貯水槽、消防設(shè)備、エレベーターなど)
- ?大規(guī)模修繕など
入居管理
- ?入居時(shí):賃貸借契約等の手配
- ?入居中:各種問(wèn)い合わせ、トラブル対応
- ?退去時(shí):退去立ち?xí)?敷金精算、原狀回復(fù)(リフォーム)手配、入居募集手配など
賃貸住宅経営をしている全ての人が、これらを自分で行っているわけではありません。
何をどこまで自分でやるのかは、自身で選ぶことができるのです。
どのようにするかは、かかる費(fèi)用や時(shí)間、労力を踏まえて決めることになります。
人によっては、普段は時(shí)間がないので管理會(huì)社さん等に大部分はお任せしていて、定期的な報(bào)告をもらうようにしている人もいらっしゃれば、建物まわりの清掃からご入居者の問(wèn)合せ対応までご自身でされている人もいます。
須藤さん:「私たちの場(chǎng)合は自分たちで全てやるのは難しいので、基本的には管理會(huì)社さんにお任せしながらになりそうです。
ただ、妻はインテリアだとか花なんかが好きなので、そういう部分には関わりたいと思うかもしれません」
そのような人は、意外といらっしゃいます。
オーナー様の趣味が生かせる點(diǎn)ですね。管理會(huì)社と検討しながら進(jìn)めていくこともできるので、一度相談されてはいかがでしょうか。
また、建物は年數(shù)を経ると當(dāng)然ながら古くなっていきますので、放置しておくと劣化し、結(jié)果的に資産価値が落ちてしまいます。それを防ぐには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
日常的な清掃等の他に、例えば10年、15年、20年というスパンで、防水工事や外壁塗裝?修繕?洗浄などといった、比較的大きいメンテナンスも計(jì)畫(huà)に入れる必要があります。
これらを一般に大規(guī)模修繕と言いますが、これが適切に行われているかどうかで、建物の壽命もかなり違ってくるので、事前に計(jì)畫(huà)を立てておくことが大切です。
須藤さん:「確かに、築20年と言われてびっくりするくらいきれいな建物を見(jiàn)たことがあります。メンテナンスがしっかりしているのでしょうね。
やはり、先々まで見(jiàn)據(jù)え中長(zhǎng)期で考えることが必要ですね。入居管理で、トラブル対応というのはどのようなことでしょうか」
よくあるのは、エアコンが故障した、鍵を失くしたといったものから、生活音についての隣人とのトラブルなどでしょうか。管理會(huì)社が窓口となっていればそこで解決するケースも多いですし、金銭がからむ場(chǎng)合はオーナー様に連絡(luò)が來(lái)て対応法を相談することもあります。
その他、退去時(shí)に部屋の狀態(tài)を確認(rèn)し、敷金精算やリフォーム手配、そこから新しいご入居者を募集する段取りも大切な部分です。ここがスムーズにかつ戦略的に行われるかどうかが、入居率にも影響します。
須藤さん:「なるほど。一連の流れは何となくイメージできそうです。あとは、実際にやってみないと実感はわかないのでしょうね」
知識(shí)として知っておくことは大切ですが、やはりそれを行動(dòng)に移してみて初めて自分のものになるのだと思います。
これまで賃貸住宅経営について、簡(jiǎn)単にではありますが大まかな部分の話(huà)をしてきました。何度か觸れていますが、どこまで自分で行うかは、かけられる時(shí)間や労力、お金によって変わりますので、人それぞれです。
ご家族も関係してくることですので、ぜひ皆様で相談して検討してみてください。
先行き不確定要素が多い今後の世の中を考えると、自分が持つ「武器」を最大限活用できるように検討すべきなのではないでしょうか。
ご家族のこれからのライフプランも考えた時(shí)、須藤さんの場(chǎng)合は、保有されている「土地」がそのひとつであることは間違いないでしょう。
まずは、そもそもその土地が活用できるのかどうか、から考える必要がありますが、少なくとも放置しておくのではなく何らかの判斷をした方が良いのではないかと思います。
賃貸住宅経営と一口に言っても、やり方次第で成功する大家さんになることもできれば、失敗する大家さんになる可能性もあります。
さまざまな局面で「自己責(zé)任」という言葉を見(jiàn)聞きするように、これからは、國(guó)を始めとする何かに「依存」する受け身の形だけでは対応できないことも多くなっていくでしょう。
ご家族や自分を守るためには、自らつくり出せるものがあることでリスク分散ができ、何かが起きた時(shí)にも対処しやすくなるはずです。
【 ポイント 】
- ?賃貸住宅経営は、各専門(mén)家による良い「チーム」をいかに作り運(yùn)営していくか(最終的な判斷は自分自身)。
- ?自分が行うことと外に任せることを意識(shí)する。
- ?自分が持つ「武器」を認(rèn)識(shí)して、どう活用できるのかを具體的に考え実行する。