1999年入社。橫浜支店集合住宅設(shè)計(jì)課、橫浜北支店集合住宅設(shè)計(jì)課を経て、現(xiàn)在は、両毛支店集合住宅設(shè)計(jì)課所屬、主任。
長(zhǎng)女の出産で妻が入院することになり、実家が離れているため、急な事態(tài)で頼れる先も身近に無(wú)い、そのことが出産?育児短時(shí)間勤務(wù)制度(以下、時(shí)短勤務(wù))を取得した主な理由です。
「子どもと接することができるのは今しかないよ。仕事が一番ではないよ」と言ってくれた、知人の言葉が後押しになりました。制度取得前は、「全力で仕事に取り組めないのでは?」という不安がありましたが、予想していたほど仕事に支障がないことがわかりました。何事も體験してみなければわからないというわけです。
育児と仕事を両立、17時(shí)退社を大決斷!
菊地は、第1子が生まれて初めて、會(huì)社の育児支援制度についての詳細(xì)を知ったそうです。子育てに関しては、「初めてなのだからわからなくて當(dāng)然」と、不安よりも楽しみのほうが大きかったと言います。ただ、仕事に関しては、「子どもの病気などで突然休むことになったら、どうなるのだろう?」と、漠然とした不安を抱いていました。
妻は、育児休業(yè)を取得することを望んでいました。しかし、部署のメンバー全員が日々遅くまで業(yè)務(wù)に勵(lì)んでいるなか、自分だけ休業(yè)を取るのは申し訳ないという気持ちがありました。いざというときになって、自分で自分にブレーキをかけてしまう。よくあるケースです。會(huì)社の育児支援制度がどんなに整っていても、男性自身が意識(shí)を変え、制度を積極的に活用していく行動(dòng)力がなければ父親による育児は進(jìn)みません。
こんなとき、夫婦での話し合いはもちろんですが、職場(chǎng)の上司や同僚に子育てと仕事の両立に関する不安を正直に伝えることが重要なポイントになります。他人事ではなく我が事として一緒に考えてもらう環(huán)境づくりが、育児に取り組む男性社員の追い風(fēng)となってくれるはずです。
知人の言葉も大きかったと言います。「子どもと深く接することができるのは今しかないんだから、仕事がいちばんではないよ」。子育て経験者ならではのアドバイスが、二の足を踏んでいた菊地の背中を押してくれたのです。
結(jié)局、時(shí)短勤務(wù)を利用することにしました。妻と會(huì)社雙方にかける負(fù)擔(dān)を最小限にとどめながら、育児と仕事を両立できるのではないかと考えたからです。時(shí)差出勤も検討しましたが、時(shí)間が足りず家事をこなせそうにないという理由で候補(bǔ)から外したそうです。
育児は今しかできない、自分に出來(lái)ることを全力投球
時(shí)短勤務(wù)に入る前に、一日のスケジュールをシミュレーションして実踐に備えました。時(shí)短勤務(wù)に入って以降も、前日に業(yè)務(wù)スケジュールを確認(rèn)し、一日の仕事の手順をイメージするようにしました。
殘業(yè)しなくなった分、當(dāng)然一日にこなせる業(yè)務(wù)量は減りましたが、このイメージングのおかげで、業(yè)務(wù)を効率的に選択し、スピーディに進(jìn)めることができるようになったと言います。もちろん、毎日うまくいくとは限りません。時(shí)間內(nèi)に仕事を終えることができず、後ろ髪を引かれる思いで會(huì)社を後にする日もありました。
そんな日でも、帰宅して子どもの顔を見たとたん、仕事のことは忘れることができました。時(shí)短勤務(wù)を取得して一番よかったことは、「子どもと接する時(shí)間が増えたこと」だそうです。時(shí)短勤務(wù)によって、長(zhǎng)男(8才)と次男(1才10カ月)との距離はグッと縮まったのです。
イクボス宣言―育児支援制度利用でワークライフバランスを向上
育児をサポートしてくれる実家が近くにない共働き夫婦にとって、會(huì)社の育児支援制度は不可欠です。菊地の場(chǎng)合も、もしも時(shí)短勤務(wù)という選択肢がなかったら、お手上げだったと言います。職場(chǎng)では、多くの女性社員が時(shí)短勤務(wù)で活躍しています。知識(shí)やスキルを拡げている彼女たちに學(xué)ぶことも多いそうです。
時(shí)短勤務(wù)のほか、妻が出産のために入院中、菊地は、ハローパパ?ママを利用して、長(zhǎng)男?次男の面倒をみました。3児の父親としてできるかぎりの子育てに努めるとともに、多くの経験や工夫を周りに伝えて、先導(dǎo)していくことも自分の役割であると言います。
※「イクボス」の定義:職場(chǎng)で共に働く部下?スタッフのワークライフバランス(仕事と生活の両立)を考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業(yè)績(jī)も結(jié)果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者?管理職)のこと(対象は男性管理職に限らず、増えるであろう女性管理職も)。NPOファザーリングジャパン HPより(2016.12.26)

子どもが3人いて、常に手が足りない狀態(tài)。學(xué)校の行事や、自分の病気など、予測(cè)しなかったことが起き、家事はたまる一方です。
育児休業(yè)を取ることは
父親としての使命と考えていた
祖父江 伊吹(ソブエ イブキ)
妻、長(zhǎng)男(7カ月) ※取材當(dāng)時(shí)
大和ハウス工業(yè) 本社技術(shù)本部環(huán)境企畫?マーケティンググループ
1994年入社。情報(bào)システム部を経て、2006年からは環(huán)境部所屬、主任。現(xiàn)在子ども2人。
男性の育児休業(yè)取得率の低さが話題になっていた頃から、「自分が先陣を切って、新しい生き方を?qū)g踐してみせよう」と、意気込んでいました。実際に育児休業(yè)を體験して、少し考え方が変わりました。
育児は子どもや妻のためだけではなく、自分のためでもあるということ。育児休業(yè)を通して、自分の人生に自信が持てるようになりました。
利用した育児支援制度
- 育児休業(yè)制度 … 子が3歳になるまでの期間に休業(yè)できる制度。
- ハローパパ?ママ … 育児休業(yè)開始日から當(dāng)初5日間を有給化し、特に短期間の取得が想定される男性従業(yè)員の育児休業(yè)取得を促す制度
- 出産?育児短時(shí)間勤務(wù)制度 … 子が小學(xué)校3年生になるまで短時(shí)間勤務(wù)ができる制度。
- 次世代育成一時(shí)金制度 … 子1人に対して100萬(wàn)円を支給する制度
このほか、育休前後を乗り切るために、「ホームホリデー制度」(家庭と過(guò)ごす時(shí)間や自身のリフレッシュ、自己?jiǎn)櫚kなどを目的として年次有給休暇を計(jì)畫的に取得できる制度)も活用しました。
生後7カ月目から4カ月間の育児休業(yè)を取得
育児休業(yè)を取得することに抵抗感はまったくなく、むしろ、父親としての「使命」と考えていたそうです。ちなみに妻には、結(jié)婚する前から育児休業(yè)を取ると宣言していました。また、職場(chǎng)では、早い段階から公言していたこともあり、周りの反応は好意的で、仕事の引き継ぎもスムーズにできました。
育児休業(yè)に入ったのは、子どもがハイハイを始めた7カ月目の頃。産院を退院してきた直後の1週間、有給休暇やホームホリデー制度、ハローパパ?ママを活用して子どもと深くかかわった経験がお試し期間のような役割を果たし、それほど気負(fù)うこともなく子育て生活に入っていけました。
「生れたばかりの子どもを抱っこしたときは、正直言って、父親になった実感はわきませんでした。退院後の1週間、小さいながらもいろいろな表情を見せる子どもと24時(shí)間一緒にいて、ようやく我が子に対する愛情と、子育ての大変さを?qū)g感することができました」
育児に沒頭した日々は、かけがえのない人生経験
當(dāng)初は、可能な限り長(zhǎng)く育児休業(yè)を取得する予定でした。しかし、保育園への入園日の都合で、結(jié)果的には4カ月間で終了しました。「短期間の休暇では、育児の本當(dāng)の辛さ?大変さはわからないと思う」と、祖父江は言います。それでも、育児に沒頭した4カ月間は、かけがえのない日々となったようです。
また、保育園のこと、病院や予防接種のこと、我が子の服や靴のサイズまで、その後も育児に関心を持ち続けることができているのは、育児休業(yè)を通して親としての責(zé)任や覚悟が自然に培われたからではないかとも言います。
育児休業(yè)の経験が、自分に自信を與えてくれた
もちろん、育休が終わったからといって育児が終わったわけではありません。時(shí)短勤務(wù)や家族の看護(hù)休暇などの支援制度を利用しながら、育児と仕事を両立させるための奮闘は続いています。
そんななかで祖父江が編み出した生活の知恵が、「前向きに諦める」。うまくいかないことがあってもグズグズ引きずらず、早めに切り替えてとりあえず前へ進(jìn)む。子育てしながら自然に身についたこうした考え方の変化が、仕事のスピードアップや効率アップにもつながっているようです。
育児休業(yè)は子育て支援の役割を超えて、ときには人の考え方や生き方に影響を與えることもあるようです。育児休業(yè)を経験することで、祖父江は、「自分の人生に自信が持てるようになった」と言います。
「育児は參加するものではないと考えています。仕事に責(zé)任があるのと同様に、育児にも責(zé)任があります。決して母親にだけ責(zé)任を押し付けてはいけません」

夫婦どちらか一方に育児?家事が偏らないよう、分擔(dān)の內(nèi)容を1週間毎に交代しました。交互に外出もでき、一人になれる時(shí)間もあり、ストレスを溜めすぎることはありませんでした。
大和ハウス工業(yè)は、サステナブルな働き方を提案するGoogle Women Will
#HappyBackToWorkに賛同しています。
Google Women Will?#HappyBackToWorkとは、みんなが働きやすい社會(huì)を目指すソーシャル?キャンペーンで、出産などを機(jī)にさまざまな理由で女性が仕事をやめてしまう狀況を改善するため、家族?上司?同僚?會(huì)社の人事?地域社會(huì)など、女性の周辺の様々な立場(chǎng)の人ができる「女性が働きやすくなる」アイディアを集め、サポーター企業(yè)?団體と共に実踐の輪を広げていく取り組みです。
大和ハウス工業(yè)でも、女性、シニア層、障がい者、外國(guó)人を含めた多様な人財(cái)が活躍できる企業(yè)風(fēng)土を醸成し、一人ひとりが誇りとやりがいを持てるサステナブルな企業(yè)を目指しています。その一環(huán)として、女性の少ない部門?職種に女性を積極的に配置したり、男性の育休取得促進(jìn)を図るなど、性別役割分擔(dān)意識(shí)を払拭するための活動(dòng)を多岐にわたり展開しています。
詳しくは Google Women Will #HappyBackToWorkのサポーターページ
からご覧ください。
※ 記事內(nèi)容および社員の所屬は取材當(dāng)時(shí)のものです。