[特別編]
洋風のライフスタイルが主流になった現代でも、
和の空間のある住まいは幅広い世代の方に人気です。
今回はさまざまな形で「和」を取り入れた8邸をご紹介します。
暮らしに彩りをもたらす多彩な和のデザイン
山口県のTさまが築かれたのは、木のぬくもりを十分に生かした和室のある住まい（寫真A）。玄関を通らずに出入りできる獨立した間取りのため、ご近所の人を気軽に迎えられます。スプーンカットの質感が美しい広縁の前には黒い石畳と砂利が敷かれ、しっとりとした和の風情を漂わせています。
和室と洋風のロースタイルリビングを融合させ、和モダンの空間をつくられたのは大阪府のKさまです（寫真B）。晝間は障子を開放して子ども達の遊び場に。窓のそばに設けたカウンターは、ちょっとしたデスク作業や勉強に使われることも。夜、照明をつけて障子を閉じると、行燈（あんどん）を燈したように柔らかく印象的な光の空間が生まれます。
晝と夜で全く異なる表情を見せる和室。吊り鴨居とすることで圧迫感なく空間を區切れます
石川県のYさま邸は、1階のリビング、ダイニング、キッチン、そしてタタミコーナーを一體化した機能的なお住まいです（寫真C）。小上がりになったタタミコーナーは、腰掛けるのにもちょうどいい約40㎝の高さ。天窓と地窓からほど良く光が入り、ダークな塗り壁のテクスチャーを強調しています。
リビングとの統一感に配慮してデザインされたタタミコーナー?；捥炀浈ⅴ互螗缺冥胜嗓菈浠颏膜堡皮い蓼?/p>
本格的な仕様で來客をもてなして
自然素材を隨所に用い、本格的な8畳の和室をつくられたのは群馬県のNさまです（寫真D）。床の間や銘木の床柱、折り上げ天井の內側の網代（あじろ）（薄い木の板を編んだ建材）など、伝統的な和の意匠を取り入れています。雪見障子を開くと豊かな庭の景色が現れ、來客の目を楽しませてくれます。
床の間に設けた丸窓がアクセントに。大切なお客さまをもてなす場としてふさわしい一室です
年末年始や法事などで親類が集まる滋賀県のSさま邸には、二間続きの和室があります（寫真E）。建具を開けると16畳の大広間になり、玄関から続くタイル敷きの廊下とつながって、大勢の來客を受け入れることができます。中央に掛けられた手彫りの欄間は、建て替え前の舊家屋に用いられていたもの。家族の歴史を受け継いで、新しい生活の場を彩っています。
8畳＋8畳の二間続きの和室。舊家屋を飾ってきた価値ある欄間を洗い直して、再び活用しています
和の意匠を現代的にアレンジ
1階と2階をつなぐスキップフロアの下をタタミコーナーにしたのは、兵庫県のKさま（寫真F）。少し床レベルを下げることで、建具や壁がなくても個室感が生まれています?？k格子によってリビングとゆるやかにつながり、小さいお子さまのお晝寢にちょうど良いスペースになりました。
二世帯住宅で親子三代が暮らす山口県のFさまご家族（寫真G）。親世帯と子世帯の住まいをつなぐ位置に8畳の和室を設けました。直線的なデザインと赤茶のアクセントカラー、琉球畳がコーディネートされ、和モダンの雰囲気に。
奈良県Hさま邸のタタミコーナーは、間接照明の優しい光が特徴的（寫真H）。畳に座ったり、縁に腰掛けたりと、自由なスタイルでくつろげる空間です。リビングダイニングでホームパーティーを開いた後の「二次會會場」になることも。集まる人達の心を和やかにつないでいます。
空間を立體的にデザインし、1?2階を効果的につないだ間取り。ほど良く閉じたタタミコーナーは多目的に活用できます
モダンなインテリアが美しい和の広間。天井には障子のデザインと合わせた埋め込み照明が。廊下にはスプーンカットが採用されています
LDKとつながりながらも、別世界の雰囲気を演出
本格的な和室から、現代的なデザインのタタミコーナーまで、和の空間の取り入れ方は人それぞれ。ライフスタイルや目的に応じて、ご家族にぴったりの和の空間を取り入れてみませんか。
- ※掲載寫真の外観?仕様?外構等については、敷地、周辺環境等の諸條件や地域の條例その他諸事情により採用できない場合があります。
- ※現行商品では採用できない仕様?アイテムが含まれる場合があります。
2020年10月現在の情報となります。
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