2024年3月、賃貸住宅の春の一斉実例見學會が開催されました。兵庫県姫路市で行われた「姫路市綿町會場」をご紹介します。

【姫路市綿町會場】

姫路市綿町會場では、個性的な配色の外壁と敷地形狀を生かした外観デザインが目を引くNearly ZEH-M Oriented仕様の「TORISIA（トリシア）」が紹介されました。
國寶であり世界遺産にも認定された「姫路城」が見通せる「大手前通り」から國道2號線を東へ入った、山陽本線姫路駅から徒歩8分の地に今回の會場があります。
近隣には昭和の趣が殘る商店街や姫路城にまつわる公園が點在しており、行き交う地元住民や観光客の方も建物をご覧になっていました。

以前は駐車場として活用されていましたが、他にも活用されている資産をお持ちのオーナー様が、相続対策として賃貸住宅経営に切り替えられました。
最寄駅から徒歩圏で、周辺には分譲マンションも多いエリアであるため、他の賃貸とは差異化を図る必要がありました。オーナー様と大和ハウス工業は、賃貸管理を行う大和リビングと市場性のニーズを確認しながら計畫を進め、その敷地形狀に合わせて建物配置を検討しました。
そして、対象のご入居者を一人から二人暮らしの方とし、「多様な暮らしに対応できる賃貸住宅」をテーマとし、ダイワハウス獨自の「外張り斷熱通気外壁」を採用した「TORISIA」（トリシア）が完成しました。 敷地面積約417m²の土地に、専有面積49.79m²から56.28m²までの1LDK9世帯を設けた3階建てです。

前面の道路は車も人通りも多いことから、外から見るとバルコニーや窓位置などの設計に配慮されているのがわかります。エントランスは駐輪場を備えたアプローチを介して入れるようにし、ALSOKのホームセキュリティも採用。立地における安心と安全への配慮が行き屆いています。

日中は不在であることが多いご入居者のために宅配ボックスや洗面室には衣類乾燥機を設置。また、部屋での時間を大切にしたいと考えるご入居者のために、仕事や趣味に活用できるテレワークスペースを配置し、キッチンや浴室の設備も充実しています。內裝色は、下階を明るく、上階をシックなインテリアカラーにすることで、全てのお部屋が違った空間に感じられ、個性豊かな魅力的な仕上がりとなりました。

これからの「選ばれる賃貸住宅」になる要素として「環境配慮」「省エネルギー」がテーマといわれており、本賃貸住宅も、ZEH（ネット?ゼロ?エネルギー?ハウス）評価基準のZEH-M Oriented水準をクリアしいています。
周辺に比較的高層の建物が多いため、太陽光発電システムは搭載していないものの、建物全體の高斷熱化、省エネルギー設備機器などの導入によって、ご入居者には年間を通じて寒暖差が少ない快適な暮らしを提供するとともに、光熱費の削減が期待できます。

「TORISIA」は、3つの持続価値として「ご入居者に歓びを」「地球環境に優しさを」「街に美しさを」をコンセプトとしています。これらの要素を盛り込んだ建物は、今後新たな視點での賃貸住宅経営として、広まっていくのではないでしょうか。

賃貸住宅経営　春の一斉実例見學會（関東會場）