2017年も殘りわずかとなりました。 今回のコラムは、集合住宅の建築費(fèi)について考えてみたいと思います。建築費(fèi)の推移を見(jiàn)定めることは不動(dòng)産市況を読み解くこととともに、これから土地活用を行い、賃貸物件を建築することを検討している方にとって重要なことになります。

市況を読み解く重要性

土地活用をお考えの方にとって不動(dòng)産市況を読み解くことは大変重要になります。
「いまが、土地活用のタイミングか？」を検討する際には、土地オーナー様がおかれている狀況（例えば、相続の発生、稅務(wù)対策??等）が第一検討要因になると思いますが、それに加えて「いまの不動(dòng)産市況はどうか」も大きな検討要因になります。
土地活用を行い、なんらかの賃貸住宅を建築する際に気になるのは、「賃料」と「空室」です。これらを大きく左右するのが不動(dòng)産市況です。いくら、良い物件を建てても、市況が悪ければ、想定の賃料を下回るかもしれませんし、市況が悪ければ空室率も高まります。一方、不動(dòng)産市況が良い時(shí)は、新たに不動(dòng)産価格は上昇していますので、新たに不動(dòng)産を建築する（購(gòu)入）際には、慎重に検討しなければなりません。

さらに、建築費(fèi)の高騰も気になるところです。以下、建築価格について述べていきます。

大規(guī)模集合住宅の建築費(fèi)はどれくらい高くなったのか？

建築費(fèi)の高騰が言われ始めたのは、2011年に起こった東日本大震災(zāi)の復(fù)興工事が本格的に始まった頃です。
復(fù)興工事に人員がとられて、2012年頃から、建設(shè)業(yè)従事者の不足も指摘されるようになりました。さらに、原材料費(fèi)の値上がりに起因する建築費(fèi)の値上がりも危懼されはじめました。加えて東京オリンピックが2020年に開(kāi)催されることが決まり、その関連施設(shè)工事が始まった2014年あたりからは、もう一段階の人手不足が叫ばれ始めました。

大規(guī)模集合住宅※の建築費(fèi)指數(shù)推移（東京、2005年＝100）

※大規(guī)模集合住宅…鉄骨鉄筋コンクリート造　延床面積10,000m² 10階建エレベータ付

（財(cái)）建設(shè)物価調(diào)査會(huì)「建設(shè)物価指數(shù)」より作成

上図は、大規(guī)模集合住宅の建築費(fèi)指數(shù)の推移のグラフです。（東京の指數(shù)、2005年＝100）
ここで扱っているのは、SRC（鉄筋鉄骨コンクリート造）物件で、延床1萬(wàn)㎡、10階建て、エレベーター付き物件の想定での指數(shù)です。こうした物件は「大型」の部類(lèi)に入ると思いますが、ここではトレンドを摑んでいただくために、財(cái)団法人建設(shè)物価調(diào)査會(huì)が公表しているこの「建設(shè)物価指數(shù)」を取り上げます。

2011年から2015年までの5年間、集合住宅の建築費(fèi)は上昇を続けます。2011年の指數(shù)が98で2015年の指數(shù)が115ですので＋17ポイント上昇しています（実際の建築価格ではなく、あくまで指數(shù)です。）

しかし、昨年（2016年）からは、この指數(shù)が低下し始めています。
下がっているのは指數(shù)ですので、実際の価格がどれくらい下がっているかのデータはここにはありませんが、ピークは打って、価格が落ちつきはじめていると想像されます。
きっちりと不動(dòng)産市況を見(jiàn)定めることとともに、建築費(fèi)の動(dòng)向を知り、ベストタイミングで土地活用が行えればいいと思います。