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『昭和の町散策』

更新日：2017年03月13日
カテゴリ：周辺情報

「ホラあれ誰だっけ？」が、夫婦の差し障りない話題となる

イリコ世代には格好の、昭和の記憶をたどるノスタルジックな町が、

國東半島の北部、豊後高田市にあります。

いつの日か訪ねてみようと思いつつも、お魚さんとのやりとりの方が

忙しく、先延ばししていましたが、昨年秋、初めて足を踏み入れて

みましたのです。

昭和の30年代には、総延長約550ｍの國東半島一の賑わいを

みせていた商店街も、大都市近郊集中型生活様式による人口流出と、

車?yán)盲谓纪庑蜕虡I(yè)集積への移行で、いずことも同じ衰退化の

一途でした。

21世紀(jì)にはいって、さびれていく店舗を逆手にとって、観光に

活用できないかと、商店や商工會議所、豊後高田市の観光協(xié)會が

知恵を出し合ったのが、あらたな町おこしの発端だったようです

『昭和の町』というネーミングが、全國的に知られるようになって、

10年くらいでしょうか、年々観光客も増え、今では年間、

約40萬人を集客しているのだそうです。

街づくり景観條例などにより、昭和の趣を維持するよう、

建築物の保全と共に、各商店街には、大分お得意の、

『一村一品』になぞらえて、『一店一寶』として、その店の歴史を

語るお寶の展示だったり、先だって紹介された伯剌西爾（ブラジル）

珈琲舎の『ハヤシライス』のように、その店自慢の昭和の商品を

提供する、『一店一品』運(yùn)動をすすめて、かなりの店舗で

根付いてきています。

面白いのは、そのような店づくりに積極的なのは、

昭和を知らずに育ってきた若者が多いということでしょうか。

◆『悠遊館』の『一店一寶』の足踏みオルガン、メーカー名が
浜松楽器とあり、　若いオーナーさんに聞きますと、
ヤマハの社史からも、貴重なオルガンらしい。

往時の車の展示に、過ぎにし昔を思いおこす方も多いことでしょう。

◆ダットサンオート三輪ですう！ハンドルがバイク型になると、
　もっと古い？

昭和32年式のボンネットバスは、土?日?祝祭日には、商店街を

無料運(yùn)行、車掌さんの案內(nèi)も楽しいとのことです。

◆バリバリ現(xiàn)役のボンネットバスです。この日は水曜日でしたので、休養(yǎng)中？です。

◆左側(cè)が「昭和の町づくり株式會社」で、その向こうが
『昭和ロマン蔵』です。

商店街を巡る散策のほか、『昭和ロマン蔵』を楽しむのも

おススメです。

ここは、大分きっての金持ちといわれた「野村財閥」の米蔵として

満州事変の頃くらいに建てられたもので、近年は「舊高田農(nóng)業(yè)倉庫」

だったのだそうです。

北蔵が『昭和の夢町3丁目館』となり、東蔵が『駄菓子屋の夢博物館』

及び『昭和の絵本美術(shù)館』になり、南蔵が『レストラン旬彩「南蔵」』

となっています。

この近くに大型の駐車場も、観光バスの専用駐車場も完備し、

受け入れ態(tài)勢も整っています。

ただ、JRで集客を図るとなると、宇佐駅から4ｋｍ強(qiáng)離れているので、

何かしらの交通機(jī)関の整備拡充は今後の課題の一つかもでしょうか。