梅と歌パート2
- 更新日:2021年03月04日
- カテゴリ:四季だより
S様より、「令和」は
大宰府の長官、大伴旅人が自宅で主催した「梅花の宴」
で読まれた32首に付された序文、
「時に、初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を
披き、蘭は珮後の香を薫らす????」から引用されたと伺い
ました。

「令和」が発表された當時は、話題になっていたので、何回も
目に、耳にしていたと思いますが、完全に失念していました。
S様が日常手軽に利用されている萬葉集の全集です。


読み込まれていますね。マーカーがびっしり!
文中にある粉も白粉(おしろい)のごとく咲いているとあり
ますし、大伴旅人作822番「わが園に梅の花散る ひさかたの
天より雪の 流れ來るかも」に「雪」とあるように當時の梅は
白梅であったのではと言われています。
S様のお宅を後にして、事務所に帰る途中にも2街區のお庭で
白いものが見えました。
さっそくピンポーン。
ご了解をいただいて パシャ


今回梅の歴史に觸れることによって、時代を飛越え
梅の花がなお一層、可憐に思えてきました。
2街區のH様宅の「冬至梅」がきっかけとなり、
6街區のS様により
萬葉集と樹木を結び付けることにより、思考の
世界が広がった気がします。
今後も、S様のお力をお借りして、杵築の植物と
萬葉集をつなげたブログのシリーズ化に取組みます。
ご期待ください。

撮影年月2021年2月
杵築リゾート內
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