西の高野とも稱される荘厳な霊場「第21番 捨心山 常住院 太龍寺」
- 更新日:2018年06月25日
- カテゴリ:周辺情報
標高600mの山頂近くにある太龍寺は、昔から「一に焼山、二にお鶴、
三に大龍」といわれた四國霊場第三の難所です。
今ではロープウェイが開通したため鷲敷町側からは楽に登れるように
なりましたが、阿南市側から登ると駐車場から仁王門まで約2kmの道を
歩かなければなりません。
ロープウェイの山麓駅から山頂駅までの所要時間は約10分。
わじきラインや剣山山系、天候が良ければ紀伊水道まで眺められる
空中散歩を楽しめます。
山頂駅に著けば、黒門と本堂に続く長い石段が出迎えてくれます。
太龍寺は桓武天皇の勅願によって開かれ、弘法大師が自ら刻んだ
虛空蔵菩薩像を本尊としています。
幸福、仁徳、財力、知恵を無限に授けてくれるありがたい仏様です。
弘法大師は青年時代に太龍寺で修行した場所で、室戸岬と並んで
大師の思想形成に大きな影響を與えた場所と伝えられています。
巨大な杉の古木に囲まれた靜かな境內に並び建つ堂宇のスケールの
大きさと、本堂から御廟の橋、拝殿、御廟の配列が高野山奧の院と
同じであることから「西の高野」とも呼ばれているそうです。
大師堂には「竹林の七賢人」や「司馬溫公の幼年の逸話」など、
繊細な描寫が見事な彫刻が施されています。
持仏堂の天井には高知県安蕓市出身の畫家 竹村松嶺の手による
龍が描かれています。
修行中の弘法大師を守護したという大龍のような迫力ある天井畫は
見応えがあります。
※寫真使用料及びロイヤリティフリー素材寫真を使用。
引用先サイトは、徳島県観光情報サイト 阿波ナビ
品名:太龍寺、をダウンロード使用。
■ロイヤルシティ佐田岬リゾートから約300㎞(車で約4時間52分)










