松並木の奧に佇む鎌倉中期創建の本堂「第80番 白牛山 千住院 國分寺」
- 更新日:2018年02月10日
- カテゴリ:歴史
聖武天皇の勅願で全國に建立された國分寺の一つで、天平13年(741)に行基が開基し、弘仁年間(810~823)に弘法大使が本堂を修復。
堂宇を増築したと伝えられています。
その後、天正年間(1579~1591)に兵火にあい、本堂と精霊以外は全て焼失してしまいましたが、
慶長年間(1596~1614)に讃岐國守に再興され、江戸時代には代々の高松藩主によって庇護されました。

本堂は鎌倉中期の建築で、入母屋造の九間四面というおおきなもの。
重要文化財である本尊の十一面観世音菩薩像はケヤキの1本造り。
普段は開帳されていない秘仏となっています。
表參道には八十八カ所の本尊を刻んだ石像が並び、見事な老松の並木が訪れる人を靜寂の世界に誘います。
創建時の天平年間に鋳造された四國最古級といわれる梵鐘、國指定史跡でありほぼ原位置のままに殘されている焼失前の金堂や七重塔の礎石など、歴史の面影を今にも伝える古剎です。


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