『マイボート遠(yuǎn)出編』

暑中見舞いと同時に、朝倉や日田での集中豪雨災(zāi)害について、

不明者の捜索や復(fù)舊に攜わる皆様には、時節(jié)柄、疲労が殘らぬよう…

といった書き出しで、マイボートのＭ様より、レポートが屆きました

同じ北部九州でも、東部に位置していたお陰で、少しの雨で終わった

ことへの幸運(yùn)さと同時に、ご自分の終の棲家選びに間違いがなかった

との思いにも觸れておいででした。

そんなＭ様の夢の釣行の一つに、別府灣を縦斷して、佐賀関や

高島近くまで遠(yuǎn)征することがありました。

Ｍ様の愛艇『ムサシ丸』は、19Ｆｔの平底タイプの、近距離向きボート

ですので、波をかぶりやすく、別府灣の縦斷は、厳しいかなあという

感じでした。

しかし、時節(jié)はまさに、『麥わらイサキ』のチャンス到來で、

なんとかマイボートでの、イサキゲットに、萌え～だったのです

イリコの知る限り、別府灣をわが庭のように縦斷できるマイボート

仲間は、3街區(qū)のＹ田様のみであり、さすが、名古屋港のタグボート事業(yè)

部門の要職にあったという、確かな操船技術(shù)と海に対する知識を

兼ね備えておいでで、Ｍ様もＹ田様を訪ね、事前に様々な情報を、

聴取されたのだそうです

少しでも波のない気象條件をチェックしまして、決行は、

7月15日、日の出とともに、朝5時、ヨーソローでございました。

◆大型船の航路でもある海路を、日の出を左前方に見ながら
　佐賀関方面に走ります。

大型船と同じ航路をたどると、なぜか客船での船旅を楽しんでいる

ような気分になるのだそうです。

佐賀関までは、杵築から海上直線で、約25Ｋｍありますので、

１時間少しかかりました。

Ｙ田様に聞いていた、イサキのポイントは漁礁の周辺で、點(diǎn)々とあり、

土曜日ということもあってか、釣り船があちこちに出ていました。

『ムサシ丸』は、初めてですので、釣れていそうな船に近づいて様子を

見ながら、ポイントを探していましたら、リゾート御用達(dá)釣り船の

貴丸を発見しました

そう、あの日の接近遭遇でございます。

◆うほーい！貴丸発見！ノリさんもこちらに向かってパチリですワイ
　ね。

 

 ◆?は～るばる來たぜ、佐賀関ぃ、逆巻いてない波を乗り越え…って
　かあ！

ノリさんからいただいたこの前のと同じ寫真ですね。

貴丸の近くで、釣ろうかとも思いましたが、いくら馴染みであっても、

遊漁船のポイントの近くで釣るのは、なんだかなあと思い、別の船の

方へ少し移動。

國東は安岐港のめばる?ホゴの『こざくら丸』も來ていましたし、

他に釣り新聞などで見知った船もおり、やはりイサキ人気なのですね

◆遊漁船から、少し離れたところの漁礁からフィッシングスタートです。

魚探を見ながら、何度か流し釣りをしていましたら、ドンっと真下に

引き込む強(qiáng)烈なアタりがあり、本日目當(dāng)てのイサキ40ｃｍです

 



◆やりましたあ！ここまで來た甲斐があったワイね。

しかし、思うように続けては釣れませんですねえ

流し釣りなので漁礁を通り過ぎると船の移動が必要で、

なかなか忙しいのです。

そのうち、船の移動が面倒になり、そのまま流し釣りをしていたら、

アジや真鯛（塩焼きサイズ）が釣れることもありました。

普段の別府灣內(nèi)は、11時頃から風(fēng)が吹き出して、波が出るので、

それまでには帰るよう決めていましたが、この日は、風(fēng)も波も

ありません。

それでもやはり安全第一で11時には、帰路につきました。

ＧＰＳで航路の確認(rèn)はできるのですが、別府灣のほぼ中央付近では、

油照りの晴天ながら、視界が悪く、四方を見渡しても、陸地が

見えませぬ

◆こっちの方角でいいんだよね。…だよね。

まるで、太平洋一人ぼっちってこんなの？みたいな感じになったのだ

そうです

この日の航跡をご覧ください

◆左上が出発點(diǎn)の杵築で右下が佐賀関、薄黃色の線が実際の移動線です。白線が海岸線、■が漁礁のある場所、左上一帯がいつものムサシ丸の釣り場所ですね。

リゾートから南下する方向が佐賀関とばかり思っていましたが、

実は、東南東の方角で、これでは縦斷というよりも、橫斷という方が

適切みたいですね。

南北の直線は別府市內(nèi)のＲ10號だけで、大分市內(nèi)は北が別府灣で、ず

っと東西に長く、東のはずれが、佐賀関なのです。

この日の総航行距離は、約50ｋｍで、使用した燃料はガソリン15Ｌ程度

と、思ったより、少なかったとのことですが、ご無事で帰れて

何よりでございました。くれぐれも安全第一に、でございます。

◆この日の釣果ですが、初めての遠(yuǎn)出、そして無事帰れたことの達(dá)成感のほうが勝っていたのかもですね。あわせて、Ｙ田様のアドバイスにも感謝のＭ様でした。




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(平成29年7月撮影）