箱館奉行所のふすまがスクリーンに!?映像で當時の裝飾を再現

五稜郭の中にある箱館奉行所で、ふすまに映像を投影して幕末?明治維新當時の様子を感じようという試みが行われました。

箱館奉行所はもともと、函館山のふもとにありましたが、諸外國の脅威に備えて內陸の現在地に移転した経緯を持ちます。実際に使われた期間は10年にも満たず、現在の建物は平成になって當時と同じ材料?技法で復元されたものです。

建築資材の仕様などを細かに記した文書が殘っているため、それらを元に復元されていますが、ふすまにどんな絵が描いてあったかについては記録がないそう。そのため、復元された奉行所のふすまは無地のまま。

今回は公立はこだて未來大學の教員の協力により、無地のふすまに五稜郭や箱館奉行所、箱館戦爭にちなんだ絵畫を投影。當時の裝飾やできごとをイメージして楽しんでもらおうという企畫です。

奉行所の中は薄暗いため、投影された映像はくっきりとしていてあたかも本當に描かれているよう。がらんとした大広間が生き生きとした雰囲気になったように感じられました。

上記寫真は當分譲地から約48km、
函館市五稜郭町にて平成28年3月撮影。