『ひらめはいかが？』～その１

思い殘しがないように一度は食べておきたい、

豊の國のうまいらしいもんをあげてみます

あくまで、個人的主観で、お値段の高そうな順に、

日出は的山荘の城下かれい、安心院のすっぽん、

臼杵は山田屋のふぐ、保戸島のまぐろあたりでしょうか。

主に経済的諸事情で、モニタリングできておりませんので、

いつかできたらいいな、なのでございます。

致し方なく、リーズナブルなうまいもんの方に、

アンテナが向いておりまして、今回は関西向け同人新聞『杵築ん風』の

スタッフから聞いていました、『ひらめ処』をご紹介いたします

國東半島めぐりのＲ２１３號の、一番東に出っ張ったところが、

大分空港で、空港を５ｋｍほど北上した交差點に、

(有)オータニ水産の看板があります。

そこを海側へ右折、２００ｍほど進むと到著です

オータニ水産さんのＨＰで、事前に養殖のひらめ料理専門店であるとの

情報は入れておりました。

建物自體、お食事処、というより、どちらかといえば、

海の家の大型版みたいな（失禮！）雰囲気、造りです

午後２時、お一人様入店ではいりまして、先客は、５名のご婦人と

男性客１名のグループが、そろそろおひらきみたいな感じで

ございました。

 
 

海を眺める座卓に座り、メニューから、ひらめのＡコース、２１６０円

をお願いしました。

まず、メインのお刺身と、手造り豆腐に味噌田楽（蒟蒻）が

運ばれてきました。

ウエイトレスは不在で、店長らしき男性が給仕してくれます。

話好きそうなお兄さんで、リゾートからもお客さんとして見えるとか、

養殖モンやから、モノがはいらぬことはないだとか、

いろいろ気さくに話してくれます。

ひらめの刺身はほんに久しぶりです。

さすがに、さっきまでまだ生きていた筋肉感が皿の上に

漂っておりまする。

はむっと、一口、はじける弾力、噛むほどに、爽やかな旨味が

ひろがります

手造り豆腐には、チリメンとネギ、ミョウガのきざみがまぶされ、

これもインパクトがありますし、味噌田楽も、味を主張しすぎる

うえに、どちらも小鉢と言えない大きさです。

もっと、ひらめを食べさせることに重きをおくような気配りが

あっても、ってな感じです

 

続いて、ひらめのから揚げに皮せんべいが、どーんと來ました。

なるほど、『ひらめ処』さんの方向性が理解できました。

まずは、ボリュームで、「腹いっぱい食べちくりぃ」なのですね。

から揚げも肉厚で、ほくほくした甘みがあり、皮せんべいがまた

ウマしっ！で、これは、『海の駅』あたりの海産物コーナーでもと、

思いましたが、漁獲量が不足ですねえ。

それと、ひらめの肝吸い、骨からのお出汁が、

おとなしめの味わいながら、コクもあり、

おいしうございました。

おなか一杯で、コーヒーを啜りながら、

天然モノと養殖モノの違いについて、ふと思いを巡らしました。

　　
　　　次回に続く

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オータニ水産『ひらめ処』
ＨＰ：http://www.hiramedocoro.com/　
（杵築リゾートより約３０ｋｍ）
（平成27年４月撮影）