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第七十八番札所仏光山広徳院郷照寺

青ノ山のふもとの高臺にあり、境內からは
宇多津の街並みと瀬戸大橋を望むことができる
風光明媚な場所にある郷照寺は
四國霊場八十八ヶ寺中唯一の時宗の寺。

周辺は昔ながらの町家が多く殘っている「古街」と呼ばれる地域にあり、
遍路道には郷照寺から79番札所の天皇寺に向かうお遍路さんの姿が見られます。

郷照寺は神亀7（735）年に行基が開創し、
弘仁（815）年弘法大師が42歳の時、
自作の尊像を刻んで厄除けの誓願をしたことから
「厄除けうたづ大師」として広く信仰を集めています。

毎年1月の正月會には、全國から厄除け祈願
に訪れる參拝客で大変賑わいを見せます。

病気平癒の祈禱寺として高松藩主?松平家代々に庇護され、
本堂や客殿「観海樓」などは松平家が寄贈したものです。

諸病平癒?延命長壽に霊験があるといわれている庚申堂、
安産?子寶の神である粟島明神堂、
大きな池を中心に築山や池中の小島、橋、名石
などで各地の景勝を再現した池泉観賞式庭園、
信者が寄進した10,000體以上の観音像を納めた
萬體観音堂など見所がたくさんあります。

二層になった屋根の形が特徴的な本堂は
約400年前に再建されたもので、
東大寺などに見られる奈良様式の造りで札所の中では珍しいもの。

平成11年には平成の大修理も終わり、美しく蘇った姿を見ることができます。

大師自作の尊像が祀られている大師堂では、
中に入って間近で參拝することができます。

また、四季折々の草花をモチーフにした
美しい色で彩られた天井のレリーフも見逃せません。

香川県綾歌郡宇多津町?仏光山広徳院郷照寺
當分譲地より約210Km?車で約3時間
※寫真の掲載につきましては
“四國八十八箇所霊場會”から使用の承諾を頂いております。