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八十一番札所?綾松山洞林院白峯寺

五色臺を構成する大崎山、黃峯?白峯?赤峯?青峯?黒峯の一つ、
白峯の山腹にある白峯寺は、
弘法大師が埋めた寶珠が霊光を放っているのを見つけた智証大師が
千手観音像を刻んで本尊としたことが始まりだと伝えられています。

深い緑の木立に包まれた境內を本堂まで登っていく石段の両脇には
いくつもの堂があり、それぞれ生まれ年の守り本尊と
七福神がお祀りされています。

護摩堂は弁財天で辰?巳?酉年生まれ、薬師堂は福祿壽で未?申年、
行者堂は壽老人で丑?寅年、阿彌陀堂は布袋尊で午?戌?亥年、
そして本堂は毘沙門天で子年。

それぞれ自分の生まれ年のお堂にお參りすることで、
開運厄除?身體堅固などのご利益があるといわれ、
多くの人が參拝に訪れます。

石段を登りきった先にある本堂は、1599年に再建されたもので、
人々を種々の災難から救う「身代わり観音様」として
千手観音像が祀られています。

もう一つ、このお寺に保元の亂で崇徳上皇の御廟所である
頓証寺殿があることでも知られています。

無念の想いを抱き讃岐に流された上皇の霊前に捧げられた、
西行法師による鎮魂の歌
「よしや君　昔の玉の　床とてもかゝらん後は　何にかはせん」
が刻まれた歌碑もあり、この寺の由緒を示すものとなっています。

表參道の途中にある高さ約5mの十三重塔は重要文化財に指定されていて、
こちらも崇徳上皇の菩提を弔うために
源頼朝が建てた供養塔の一部ともいわれています。

香川県坂出市『綾松山洞林院白峯寺』
當分譲地より約230Km?車で約3時間30分
※寫真の掲載につきましては
“四國八十八箇所霊場會”から使用の承諾を頂いております。