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いざ、深島へ！ネコ取材に同行の巻　?つづき?

深島はいたって小さな島です。

人のいる所には必ずと言っていいほどネコの気配があります。

何度か島を訪れている竹內さんの顔見知りのオバちゃんたちが、

この日は公民館に集まっていました。

竹內さんが挨拶をすると、「今日もネコ撮りに來たん？」と

オバちゃんたち

そのオバちゃんたちがサッシの前に立つか立たないうちに、

ネコ達がいっせいに集まってきました。

島の人たちはネコ達と完全に共存しているように見えます。

追い払う様子もなく、時々餌をもらっているのが

ネコ達の様子からみてとれます。

この公民館からわずか數ｍの民家では、ネコマンション？！

を発見。

発泡スチロールのトロ箱をくりぬいたもの、

木枠を重ねたもの、いずれもネコ達の寢床です。

誰かが個々にネコを飼っているというのではなく、

人が暮らしているその周りにネコ達も暮らしているという島の風景。

こういった様子は、これまで見たことのない風景でした

一匹のネコを追いかけていくと、一軒の家にたどり著きました。

その家の屋根には同じ模様のネコがズラリと並んでいます。

家からそこのご主人が出てくると、

そのネコ達も主人の後を追いかけます。

そのオジサンが向かった先は、

釣ったばかりの魚をさばき始めた漁師さんでした。

すると、この日最大のネコ祭りが始まりました

まるで、あちこちからネコが湧き出てきたのかというくらい、

今まで見たこともないほどのネコがオジサンを

いっせいに取り囲んだのです

ネコ達の目はオジサンの手元に釘付けです。

オジサンは魚のカマやアラをポイポイと投げてやります。

それをいっせいに奪い合う風景。

良く見ると、オジサンはやみくもに投げているのではなく、

なるべく多くのネコに行きわたるよう、あるいは、

奪い合いに勝てないネコたちめがけて投げてやっているのです。

私たちの問いかけにはニコリともしないオジサンでしたが、

さり気ないネコ達への愛情がネコでなくてもわかりました

　　　

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【深島】
大分県佐伯市蒲江大字蒲江浦８７
（平成25年9月撮影）
（杵築リゾートより約８７km）