歴史の道百選「龍馬脫藩の道」
- 更新日:2010年03月25日
- カテゴリ:歴史
現在、NHKの大河ドラマで注目を集めている坂本龍馬。
幕末の英雄と末代まで語り継がれる坂本龍馬は、脫藩という當時の大罪を犯してまでも高知を後にしました。
近代日本誕生のため命をかけて龍馬が脫藩したルートは、高知市內から愛媛県の五十崎宿間まで徒歩、そこから肱川を下り長浜まで出たのだそうです。
家族には「神田の桜を観に行く」と言い殘して高知本丁筋の自宅を出た龍馬。
そのまま一路西を目指し、高知を脫出したのです。
しかし、龍馬の取ったルートは、四國山地を橫斷し幾つもの峠をこえる険しい道。
(寫真は2007年10月撮影)
當然今のように整備された道路ではなく、外燈一つあるはずもなし。
途中にはイノシシが出ることもあったり、危険なことこの上ない旅だったことでしょう。
「新しい國を造る」という大志を抱いて走った龍馬。
その龍馬に憧れ、尊敬を抱く人は今もたくさんいます。
さて、その龍馬脫藩のルートですが、実は非常にはっきりと分かっています。
要所要所に大きな碑やモニュメント、看板などが設置されていますし、龍馬脫藩の道ルートマップも官公庁や各種団體から発行されていたりもします。
時代は進み、大きな道路が整備されたり大きな町が生まれていたりするところもありますが、龍馬が脫藩した當時と全く変わっていないようなルートもたくさん殘っています。
文化庁の選ぶ、「歴史の道百選」にも認定されているそうです。
「龍馬脫藩の道を歩く」ツアーやハイキングが企畫されたり、龍馬熱はまだまだ続きますね。








