“月のしずく”か“人魚の涙”か 世界に誇る「宇和島の真珠」
- 更新日:2009年10月23日
- カテゴリ:周辺情報
リアス式海岸の穏やかな宇和海は真珠の養(yǎng)殖に恵まれた環(huán)境にあり、宇和島は日本でも有名な真珠の産地です。
沖には真珠養(yǎng)殖の筏が並び、海中で母貝がゆっくり核に真珠層を巻き付けているのです。
(寫真提供:愛媛県観光協(xié)會 平成19年8月撮影)
真珠ができるまでは次のような過程を経ます。
(1)アコヤ貝の稚貝をりっぱな母貝に育てる。
(2)母貝に一つひとつ核を挿入する。
(3)母貝を1ヶ月ほど養(yǎng)生(核挿入は人間でいう手術(shù))させて沖の筏に移
す。
す。
(4)母貝に付いた海藻やフジツボなどを定期的に掃除する。
(5)11月〜翌年2月に母貝を引き上げて真珠を取り出す。
この後選別をかけられて美しいジュエリーに加工されるのです。
ちょうど今からは、母貝から真珠を取り出す「玉出し」體験やアクセサリーの加工體験ができるシーズンになってきます。
自分の手で寶石(=真珠)を取り出すという経験は、よく考えたら他の寶石ではあり得ないことなんですね。
ところで、真珠を取り出した貝はどうなるのでしょう。
殘念ながら真珠を取り出せば、母貝は死んでしまいます。
かわいそうですが仕方ないです…。
オレンジ色をした小粒の貝柱はコリコリした食感でなかなか美味しいもの。
(2009年9月12日付けのブログで貝柱入りパールコロッケを紹介しています。) (平成21年7月撮影)
もし見かけたら、迷わずチャレンジしてみてください。
