初めての作陶體験-手びねりから絵付けまで-
- 更新日:2009年09月26日
- カテゴリ:周辺情報
以前から、してみたいなと思っていた事の一つに、「作陶體験」がありました。
いろんなところで作陶體験教室が開催されていて、手びねり、ろくろ、絵付けなどいろんなコースがあるのは知っていたのですが、なかなかチャレンジできず…。その理由の一つに、「せっかくなら形を作って、絵付けまでして完成させたい」と思っていても、成形後乾燥させてからでないと、絵が付けられないから、時間をあけて2回は教室に行かなければいけないということがありました。
そんな折の朗報で、「成形から絵付けまで、1時間から2時間で體験させてくれる」という大三島の伊予水軍窯さん(分譲地より約161km)を知り、さっそく初體験させていただくことにしました。
小高い土地に、海と町並みを見下ろすような見晴らしのいい場所にある水軍窯さんでは、手びねりで好きな形のものを作り、その場ですぐ色を付けさせてくれます。ご主人と奧様のお二人が指導してくれるのですが、「初めてでも思った以上にいい作品ができるから安心して」と心強いお言葉。
今日の目標は“お刺身の似合う皿を作る“です。
土はプロ用の土を用意してくれているので、まず出來上がりで割れることはないです、というので更に心強くなりました。
まず土の2/3の量をろくろ臺の上に載せ、手で押し付けながら丸く広げ、さらに綿棒で延ばして底の部分を作ります。うどんを延ばす作業のようにも見えますが、案外均等に平らに延ばすのは難しいものです。また、ろくろ臺の中心に置かないとその後の成形作業がうまくいかないこともあり、なかなか気を使う作業です。
殘りの1/3の土は親指よりちょっと太いくらいの細長い紐狀にし、底の周囲にぐるりと載せて、指でしっかり押し付けていきます。今度はろくろ臺を手で回しながら丸く整え、最後にテグスや針金で余分な部分を落として成形が完成しました。
さらっと書きましたが、細かい部分で先生が常にアドバイスしてくれたり、手直ししてくれた結果の「完成」です。とはいえ、確かに思った以上にいい形に仕上がって、まずは満足。
次に絵付けに入ります。
乾燥させなくてもそのまま描ける顔料を使って思い思いの絵を描くのですが、普段使い慣れない筆を使うのと、「失敗したらどうしよう」と手が震えるせいで、成形以上に難易度の高い作業です。コツは「腕を使って描いた
らいいですよ」と、「色使いは1色か2色、多くてもちょっぴりアクセントを入れる色を含めて3色までにしたほうが洗練された仕上がりになりますよ」ということでした。
らいいですよ」と、「色使いは1色か2色、多くてもちょっぴりアクセントを入れる色を含めて3色までにしたほうが洗練された仕上がりになりますよ」ということでした。ここまでで所要時間1時間15分。童心に戻って、粘土遊びとお絵描きをしてきました。できあがった皿は、味のあるいい形と模様をしていると自畫自賛しています。ひとえに先生のご指導の賜物でした。
自分の作ったお皿にお刺身を盛る日が楽しみです。
(寫真はすべて平成21年8月撮影)










