文武天皇の勅願で伊予の國の國司が創(chuàng)建した八坂寺は、
伽藍(lán)の建立のために八つの坂を切り開いたことに寺號が付けられたといわれています。

最も隆盛を極めていたころには48ヶ寺も末寺を抱えていた大きな寺で、
修験道の根本道場でもあったとか。


 

天正年間（1573〜92）に長宗我部氏との戦火で伽藍(lán)の多くを消失してしまったため、
現(xiàn)在の堂宇は再建されたもの。

かなり規(guī)模が小さくなっているということですが、なかなかどうして。

風(fēng)格のある佇まいの本堂や美しい大師堂など立派なものです。
 

　
 

閻魔堂には短いトンネル狀の「極楽の途」と「地獄の途」があります。

それぞれ美しい浄土の様子、恐ろしい餓鬼道や畜生道の様子が描かれていて、
なかなか興味深いもの。

修験道再興のために建てられた、高さ4mの「いやさか不動尊」も迫力あり。

毎年4月29日には「柴燈大護(hù)摩供火生三昧火渡り修行」が行なわれているそうです。

 

平安時代中期の名僧?恵心僧都の手による寄せ木づくりの阿彌陀如來像は
平安期の傑作との評価も高く、県の文化財としても指定されています。

50年に一度開帳される秘仏で、次の御開帳は2034年。

まだまだ先ではありますが、できることなら観てみたいものですね。

 

愛媛県松山市浄瑠璃町?４７番札所『八坂寺』
ロイヤルシティ佐田岬リゾートより約90km?車で約2時間分
※寫真は愛媛県の観光情報サイト いよ観ネットより使用の承諾を頂いております。
※四國八十八箇所のご紹介については
　“四國八十八箇所霊場會”からの承諾を頂いております。