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竹の子掘り達人紹介

更新日：2014年04月22日
カテゴリ：探検

３月２４日、船の釣り仲間でもある、高臺の６街區のＹ口様に

お願いして、リゾートの１街區の竹林の竹の子掘りにトライして

いただきました。

　　　　■區域外の里道から見た竹林です

いでたちからまさに戦闘モード、頑丈そうな長靴に作業用のつなぎ姿

は初めてお見受けしました

竹の子掘りといえば、名人Ｎ様が、山遊びの達人で、「ワシの後をつ

いてくるな！」が口癖で、自然薯も竹の子も、気を許した人間にしか、

そのポイントやワザを教えることを良しとしなかったのですが、

そのＮ様も、長年の腰痛で、頻繁には竹林にわけいることを

しなくなったのだそうです

今では、２街區のＭ様とか、４街區のＴ様と、Ｙ口様くらいが、

出のまだシブい季節の一番うまい旬の竹の子掘りに竹林にはいる

人物ではないでしょうか。

もちろん、ほかの方でも、入ってはみるものの、

「うーん、まだ、でとらんワイ」で、３０分くらいであきらめて出てきます。

それほど、探すのが難しい時期なのですね

例年なら、そろそろ孟宗竹の竹の子のピークなのですが、

今年は冬が長く、Ｙ口様いわく「２週間は遅れ気味やね」との

ことです。

竹林も、間引きや竹燈篭づくりに供出されたりで、伸び放題、

出放題の頃に比べれば、いくらか見通しがよくなったようですが、

京都の竹林で見られるような、チリひとつ落ちてないようにきれいに

整備された場所とは大違いで、なかなか探すのは厄介な、

雑木その他が混在する林なのです

イリコも必死に、悪くなった目を凝らして、木の枝で落ち葉を払い

ながら萌黃色の突起物をさがすのですが、「うーん、やっぱまだ、

でとらんワイ」組なのです。

やや離れた場所で、『ザクッ！』と鍬が振り下ろされ、何かを伐りとる

音がしました。

「採れましたあ？」と近づくと、「小さいけどね」と、やった感もきわめて

押さえた調子です。

釣りのスタイルと一緒です。

イリコとは大違いで、どんな大物でも、聲音ひとつ高くなるようなことは

ない、武人のような雰囲気でござりまする

　　　　　　　■落ち葉をはらって、出ましたあ！

　　　　■周りの土を注意深く、取り除きます

手に持つのは、『やまが』とふるさとの「鹿児島ではゆうとったけど」

とのことで、たぶん、山鍬からやまんくわ、やまんが、やまが、

かと思います

　　　　■もうちょい、土を取り払うと生え具合がわかります

　　　　　　　　　■このへんが、伐りどころですわ

　　　　　■伐り口も、瑞々しく、２本目ゲットです

「どうやって探してます？」と聞くと、「ボクも目が悪くなったし、

昔からそうだけど、足裏の感觸かねえ」とのこと。「木の根の瘤や

出っ張りと間違えることはあっても、そのうちの幾つかが本物なの

で…」らしいのですが、『その厚手の長靴で、足の裏の感觸です

かあ、』とイリコも、昔、Ｎ様に同じように聞かされたことを思い出し、

同じように探してみるのですが、アキません。

２本目、３本目は、ほとんど間を置きません。おそらく、掘り出しやすい

ように、周りの土を排除する作業の途中で、次のも見つけていたので

はないでしょうか。

竹の子の生えてる角度を想定し、どちらから山鍬を打ち込むかを瞬時

に判斷し、伐りとる、一発の振り下ろしが、剣術の達人のようです。

鹿児島がふるさとと聞いていましたので、まさに薩摩示現流の

『ちぇすとー！』の一撃必殺振り下ろしの剣そのままです。

比較的に１本見つかれば、その近くに竹の子が出ているようで、

必死のパッチで、イリコもやっと１本『めっけ！』でございました。

やはり、足裏ではなく、本當に偶然、２ｃｍほどの突起を目で見つけた

のです。

「あ、これは大きいよ！」って、當然、足裏で見つけたほうが、

小さいワケで、喜んでいいわけでは決してないのです