古い木塀と白壁の民家の並ぶ愛媛県八幡浜市?浜之町、
ここには昔の港町の面影を殘す
風(fēng)情のある商家や民家が軒を連ねています。



「若松旗店」はその中でも一際目を引く、
文政5年（1822年）創(chuàng)業(yè)の歴史ある
風(fēng)格を漂わせた染物屋さんです。



日本人は古來(lái)より藍(lán)の色を好み、
布地を藍(lán)に染めることで丈夫になることなどから、
江戸時(shí)代から各藩に紺屋ができ、
重要な財(cái)政源となっていました。

　紺屋の仕事は細(xì)かく細(xì)分化されていましたが、
何でも細(xì)工のできる土地に根付いた紺屋を「地細(xì)工紺屋」といい、
神社の大幟から印伴纏まで幅広く手がけていました。



「若松旗店」さんはこの地細(xì)工紺屋として
180年の歴史を、四國(guó)の西の玄関口として
古くから栄えてきた八幡浜で紡いできたのです。

　職人さんが全て手作業(yè)で行う染め物は、
下絵の柄?染料?色付けまでこだわりを持って行われます。
伝統(tǒng)に則った丁寧な染めで、
この世に同じ物は存在しない贅沢な作品が
職人さんの手から生まれていくのです。



匠の技は海外でも評(píng)判が高く、
新造船のレセプションで船主に贈(zèng)る
プレゼントとしての注文も多いといいます。

　「技」はもちろんのことながら、
長(zhǎng)い歴史を持つ建物の中には歴史的に
価値のある様々なものが存在しています。



なんでも博物館の學(xué)蕓員さんが
何度も調(diào)査に訪れたことがあるというほどで、
高価な障子紙、和簞笥、梁の一つを取っても
興味深いエピソードがあるのです。
 

愛媛県八幡浜市?『若松旗店』
ロイヤルシティ佐田岬リゾートより約30Km?車で約35分
寫真は平成25年6月撮影