愛媛県と高知県の県境に位置する四國カルストは標高約1,400mの高原で、
東西に約25kmもの広さがある日本三大カルストの一つです。

　大野ケ原、姫鶴平、五段高原、天狗高原まで、
なだらかな山肌にまっ白な石灰巖の奇巖群が點在し、夏は緑の草で一面が覆われます。

その様子は草原の中に羊の群れが戯れているようでもあり、
四國とは思えないほどの広がりがある風景を堪能できます。

 

　國道とは別に草原の中を縦橫に散策用の小徑が延びていて、
爽やかな高原の風を肌に感じながらのんびりと自然観察やウォーキングを楽しむこともできます。

小徑の途中にある展望臺からの360度の大パノラマ風景は絶景で、
空気が澄んでいる日は遠く太平洋まで見渡すこともできるのです！

 

　標高が高いので夏の暑い時期でも涼しいため避暑に訪れる人も多く、
キャンプ場やコテージ、カルスト學習館などの施設もあり、
いろいろな楽しみ方ができるのも魅力です。

地面がすり鉢狀に凹んだドリーネや、ドリーネが連続するウバーレ、
さらにそれが大きくなったポリエと呼ばれる、カルスト臺地特有の地形も見逃せません。

 

　また、牛の放牧地にもなっていて、柵のすぐそばまで寄ってくる牛を
間近に眺めたり、草をやったりしてふれあうこともできます。

もちろん牛乳やソフトクリームなどの乳製品は絶品ですので、ぜひ味わってみてください。

※紹介寫真については、愛媛県の観光情報サイト
いよ観ネット フォトギャラリーより引用承諾を頂いております。