愛媛県?宇和島市?遊子(ゆす)地區(qū)の海は
魚類の養(yǎng)殖にとても適した環(huán)境で、鯛やハマチ、シマアジやヒラメなど、
いろんな種類の魚が育てられています。
リアス式の複雑に重なる山と島の影が映る真っ青な海に
養(yǎng)殖イカダが並ぶ風(fēng)景は、この地方の特徴です。
南予の沿岸地方にはいろんな郷土料理や漁師料理が伝えられていますが、
今回ご紹介するのは「遊子の包丁汁」というもの。
遊子地方の郷土料理の一つで、冠婚葬祭や人の集まるときなどには
必ずと言っていいほど出て來るもので、祖母から母、母から子へと
伝えられてきた素樸な料理なんだそうです。

『包丁』汁とは少々物騒な名前ですが、実は手打ちうどんのこと。
うどん生地を包丁で切るので「包丁汁」というのだそうです。