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「砥部焼センター炎の里」

愛媛を代表する焼き物『砥部焼』といえばぽってりと厚手で、
白地に藍と紅で絵付けされた磁器で、
丈夫で素樸な溫かみがあり、昔から人気があります。

民蕓品的なイメージが強く、今のライフスタイルにはちょっと合わない、
と思われているところがあったりするのですが、実はそうではありません。

若手の作家を中心に今では窯元ごとにいろいろな
タイプ、デザインの和洋食器が作られています。

パステル調の柔らかくて明るい色合い、
モノトーンのモダンでスタイリッシュなデザイン、
ドットやボーダーなどのパターン模様、そして、
従來の砥部焼の伝統的な柄を現代風にアレンジしたものなどもあります。

陶器っぽい土の風合いのものや、
磁器らしい薄手で繊細なものまで形もイメージも様々。

「砥部焼センター炎の里」には、
そんな砥部焼の作品が文字通り一堂に集まっています。

一つひとつの窯元を訪ね歩くのも趣があるのですが、
こうしてたくさんの作品が一度に並ぶ様子は壯観です。

作家ごと、窯元ごとに特徴があるのが、
見比べてみるとよくわかります。

中にはシリーズになっているものもあるので、
お茶碗、お皿、カップなんかを統一するのもお灑落ですね。

また、製造工場の見學（無料）もでき、
足元の矢印に沿って歩いて行くと、粘土から成形、乾燥、
焼き、絵付けなどの工程がわかるようになっています。

２階では絵付けやロクロの體験（有料）ができるので、
記念に挑戦してみてはいかがでしょうか。

愛媛県伊予郡砥部町『砥部焼センター炎の里』
當分譲地より約90km?車で約2時間

寫真は平成27年4月撮影