空き巣や強(qiáng)盜、詐欺など、さまざまな犯罪から大切な家族を守るためには、
家族みんなで対策を考え話し合うことが重要です。
防犯対策はコミュニケーションから
住まいの防犯を考える時(shí)に意識(shí)するべきは、まずはコミュニケーションをとることです。家族間で日ごろから會(huì)話を交わしておくことで、犯罪に巻き込まれにくくなります。
例えば、登下校時(shí)の出來(lái)事などについて、子どもから毎日話を聞いていれば、帰り道での危険や不審人物の情報(bào)などにすぐに気付き対策することができます。夫婦や親子で「今日こんなことがあった」という情報(bào)を共有していると、第三者の視點(diǎn)で不審な點(diǎn)を指摘し合えるので、詐欺被害の防止にも役立ちます。また、萬(wàn)一の時(shí)に備えて家族で合言葉を決めておく、連絡(luò)手段を確認(rèn)しておくのも良いでしょう。
家族間だけでなく、近隣の住民とのコミュニケーションも重要です。近隣住民とすれ違う際にあいさつが交わされる街は比較的安全だといわれています。どんな人が住んでいるかを把握していれば不審人物にも気付きやすく、互いの家族を見守り合うこともできます。「誰(shuí)かが見ている」という狀況をつくることが、犯罪に巻き込まれないために有効なのです。
貴重品の収納場(chǎng)所を工夫し、
空き巣被害のリスクを少なくする
空き巣から住まいを守るためには、家具のレイアウトや貴重品の収納場(chǎng)所にも工夫が必要です。家の中で貴重品を隠すときは、「上手に隠す」のではなく「取り出すのに時(shí)間がかかる」ことを意識(shí)しましょう。
隠し場(chǎng)所として適しているように思えるトイレタンクの中や冷蔵庫(kù)の中などは、空き巣にとっては見つけやすい場(chǎng)所です。時(shí)間をかけて動(dòng)かさないと取り出せないタンスの裏や、ベッドのマットレスの下などにしまうのが良いでしょう。空き巣は侵入に5分手間取ると約7割が諦めるといわれています※。さらに取り出すのに5分以上かかるように貴重品をしまえば、諦めて去っていく確率が高まります。
「我が家に限って」と思い込まず、「自分たちも犯罪に巻き込まれるかもしれない」と想像して備えることが重要です。大切なものの隠し場(chǎng)所や被害を少なくする工夫を家族で相談して、住まいと家族の安全を守りましょう。
※侵入をあきらめる時(shí)間について「2分」と答えた元泥棒が約17%、「2分を超えて5分以內(nèi)」と答えた元泥棒は約51%。
家族で話し合う防犯のポイント
ポイント1
毎日の出來(lái)事を共有する時(shí)間をつくる
「今日はこんなことがあった」「通學(xué)路でこんなものを見つけた」など、家族で日々の出來(lái)事を話し合う時(shí)間を設(shè)けましょう。自分だけではわからなくても、第三者の視點(diǎn)で見ると不審な點(diǎn)や危険な點(diǎn)に気付けることがあります。住む街や自宅の周りの様子も共有でき、犯罪が起きやすい環(huán)境を避けられるようになります。
ポイント2
萬(wàn)一の時(shí)の対応策を決めておく
例えば、詐欺電話がかかってきたときに備えて家族の合言葉を決めておく、緊急の際はご近所さんに助けを求めるなど、何かあった時(shí)に備えて対処法を家族で相談しておきましょう。とっさの判斷や対応は難しいものです。普段から家族で話し合い、萬(wàn)一の場(chǎng)合を想定して確認(rèn)をしておくことで、焦らず対応できます。

ポイント3
留守番中の対応を話し合う
子どもだけで留守番をする機(jī)會(huì)があるなら、インターホン対応の仕方を子どもと相談しておくのがおすすめです。家の中に子どもしかいないとわかるのは危険です。一人で留守番していることを明かさず、周りに家族がいるように話すなどの練習(xí)をしておきましょう。空き巣は留守だと判斷すれば入ってくるので、居留守を使うのはおすすめしません。スマートフォンを使って外出先からインターホン対応ができる防犯グッズなどを活用するのも良いでしょう。
ポイント4
大切なものは取り出しにくい場(chǎng)所に
家の中での貴重品の隠し場(chǎng)所を考えてみましょう。隠し場(chǎng)所として思いつく場(chǎng)所は、空き巣にはお見通しなので安全とは言えません。面倒でも、取り出す際に時(shí)間がかかるように、重い家具などを利用して隠すのが、盜まれにくいポイントです。

オススメ防犯テクニック貴重品を保管しよう
家の中に大切なものを保管したいときは、収納場(chǎng)所に注意して防犯対策を強(qiáng)化しましょう。
捨て金を用意する

侵入しても盜むものが何もないと、嫌がらせをする空き巣もいます。盜まれても困らない程度のお金を物色しそうなところに置いておくのも、一つのテクニック。他の貴重品は取り出しにくいところに隠しておけば、捨て金で満足して部屋を荒らさず立ち去る可能性が高くなるので、被害を最小限に抑えることができます。
耐火金庫(kù)ではなく防盜金庫(kù)を

本當(dāng)に大切なものは、貸金庫(kù)などを利用して住まい以外の場(chǎng)所に保管するのが安全ですが、家の中に置いておきたい場(chǎng)合は、耐火金庫(kù)ではなく「防盜金庫(kù)」がおすすめです。防盜金庫(kù)は他の金庫(kù)と違い、破壊するのに15分以上かかるように作られています。本體も100kgほどあり、持ち出すことはほぼ不可能。多くの空き巣は諦めるでしょう。
アドバイス
京師美佳セキュア?アーキテクト
京師 美佳先生
防犯対策専門家で日本初の女性防犯アドバイザー、犯罪予知アナリストとしてテレビや雑誌など多數(shù)のメディアで活躍中。セキュリティ企業(yè)、防犯ガラスメーカーを経て2005年に獨(dú)立。これまで受けた相談、診斷は、4000件を超え、マンションや一戸建ての防犯のプロデュースや防犯診斷などを行う。