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お試しデュアルワーク（伊方町?ダンバラさま　2回目）

更新日：2020年05月01日
カテゴリ：その他

2020年3月24日

　翌日、伊方町役場からお越し頂いた総合戦略課の山內(nèi)さんのアテンドで伊方町を案內(nèi)して頂きました。
　山內(nèi)さんは気さくな方で、伊方育ちの人間ならではの視點(diǎn)を持っています。今回は、あえて予備知識なしで現(xiàn)場に飛び込みました。観光目線を排して、等身大の伊方町に無事遭遇した形になります。

　
　印象に殘ったのは、道が細(xì)いこと。じつは前日通ってきた國道197號線は近年開発された道らしく、比較的最近まで、人々は山間を等高線に沿ってくねくねと走る生活道路を伝って移動していました。
　この道路が、とにかく細(xì)いのです。場所によっては自動車が道幅いっぱいギリギリで通れるくらいしかなく、萬が一ハンドルを切り損なえば崖下へ真っ逆さまという具合です。半ば映畫の世界ですね。
　かといって人跡未踏の秘境という訳ではもちろんなく、あちこちで手入れの行き屆いたみかんが鈴なりになっています。3〜4ヘクタールのみかん畑があれば、一家で食べていけるとのことでした。

（道が細(xì)い！すれ違えません）

　みかんが生えているのは斜面です。道端のあちらこちらでみかんカゴの運(yùn)搬機(jī)をみかけます。昔はカゴを背負(fù)って斜面を上り下りしていたそうですから、さぞかし大変だったでしょう。

みかんカゴの運(yùn)搬機(jī)。色々な表情を見せてくれます。

(みかん箱運(yùn)搬機(jī))

　現(xiàn)地で初めて知ったのですが、みかん畑は段々畑になっているのですね。段々の基礎(chǔ)になっている石垣が面白く、その旨山內(nèi)さんに伝えたところ、「我が意を得たり」という感じで『碧い石垣』という小冊子をご用意してくれました。役場の方でも、売りにしたいと思っていたようです。

　平べったい変成巖で積み上げた石垣は、どことなく石灰?guī)rの切石を積んだ伝統(tǒng)的な琉球の石塀を思わせます?！?/span>

（小冊子『碧い石垣』より。昭和30年代に築かれたという巨大な石垣）

(石垣)

　ところでみかん畑ですが、生け垣で囲まれている畑がやけに多いようです。山內(nèi)さんの説明によると、佐田岬はひじょうに風(fēng)が強(qiáng)いそうで、煽られたみかんの実が傷つくのを防ぐための措置だとのこと。
　後日のお話になりますが、僕自身がこの風(fēng)の強(qiáng)さを體験することになるとは、この時(shí)點(diǎn)では想像さえしていませんでした。

（生け垣の列に囲まれて見えませんが、左側(cè)の斜面はみかん畑です）

（高臺からの眺め。みかん農(nóng)家さんは毎日この景色を眺めています）

(みかん畑を望むかかし)

　
さて日當(dāng)たりの良いみかん畑から一転。森の中に設(shè)けられた椎茸のホダ場を見學(xué)します。原木での栽培には木の乾燥も含めて（うろ覚えですが）2年程度かかるそうです。
　そう言えば、キノコ栽培の現(xiàn)場は初めて見たかもしれません。

（椎茸の栽培）

　ここから細(xì)い道を延々走った果てにたどり著いたのが、瀬戸內(nèi)海側(cè)の入り江にある住吉神社。とてもじゃないですが、観光客は足を踏み入れないであろう場所にあります。皆さんの參考のために、住所を書いておきましょう。愛媛県西宇和郡伊方町小島乙１５７５です。山內(nèi)さんがいなかったら、その存在さえ知ることはなかったでしょう。

　神社の裏手に、高さ10メートルほどの巖があります。陸続きになったこの巖が神社の地名である「小島」の由來になったそうで、ひじょうに印象的です?！傅卦瘠蚊孛埭违攻荪氓取工趣いΩ肖袱筏蓼筏?。

（住吉神社　分譲地から約12km）

　
　そして最後は、権現(xiàn)山展望臺へ。ここで思わぬ出會いがありました。

　東京から移住したという「日本野鳥の會」の巖本忠義さんです。いまは西矛市に住んでいるという巖本さんですが、伊方町は渡り鳥のカッコウの観察スポットになっているといいます。
　実際、春先のこの季節(jié)に、およそ３ヶ月間この展望臺に腰を據(jù)えて猛禽類などの観察をしているそうで、問わず語りする巖本さんの話に、山內(nèi)さんも「知りませんでした」を連発。展望臺からの眺めも最高で、
　すばらしい経験が出來ました。

(権現(xiàn)山展望臺でのサイン)

(展望臺からの眺望は抜群です！)

(記録箱)

(こんな鳥が見られます)

(日本野鳥の會の巖本さん)

　山內(nèi)さんたちと別れた後一旦帰宅し、軽く休んだ後、半島の先端、佐田岬まで車を走らせました。
　燈臺のある先端まで車を乗り入れることは出來ず、３０分程度歩きます。すると途中で、見覚えのある倉庫のようなものが。じつはこの岬、戦時(shí)中は蕓予要塞の一部として１２門の砲臺が設(shè)置されていたのです。

　猿島や夏島など、軍事遺跡が豊富な橫須賀?橫浜エリア出身の自分には、ぐっと來るものがありました。

　岬の先端まで來ると、観光用に整備されたかつての砲臺に対面することが出來ます。また燈臺の真下にも砲臺が設(shè)けられていたことが分かり、思わぬ歴史の一端に觸れることになりました。

蕓予要塞の軍事遺跡。キャンプ場に面しています。