【オーナー日記】#48 草履つくり
- 更新日:2012年04月10日
- カテゴリ:オーナー日記
広がる畑一面の高菜を家族総動員で一つずつていねいに折り取られ、
その後、高菜漬けとして店先に並び、そこから全國各地へと送られていきます。
阿蘇の高菜漬は信州の野沢菜漬と並んで、日本の食卓には欠かせない
おいしいお漬物のひとつ。
我が家もこの高菜の新漬けをお裾分けいただきました。ピリッと感がたまらない。


そんなある日、布草履つくりの教室があるとの耳寄りな情報を得ました。
布草履や藁草履は我が家の夏の必需品。スリッパよりも素足に気持ちいい
のでずっと前から愛用しています。
これは溫泉地などで買い集めたコレクションの一部。
こんな可愛い草履を自分で作れたら素晴らしいと思い、早速參加させて
いただきました。

會場は阿蘇神社近くの『あそ伝承文化村 ふるさとおもしろ館』。
名前を聞いただけでワクワクします。

中に入ってみると參加者は講師を入れて8名。車座になって和気あいあいとし
た和やかなムード。これならなんとかできそうな気がしてきました。
では、いよいよ製作開始。
材料は芯になるビニール紐と古い布切れだけ。講師の古閑先生はなんと
御年90歳。驚くほど器用に手際よく布を編んでいきます。

紐を足の指にかけて、一工程ずつ教わりながら編んでいきますが、
なかなか思うようにはいきません。何度もやり直し、2時間かけて
ようやくできたと思ったら、とても草履には見えない。
いかにも履き心地が悪そう。これなら買ったほうがマシ????


ため息をつく私に、『最初からそんなに上手くいくはずがない。4~5回くらい
続けるとできるようになるから』と他のメンバーから勵まされ、気を取り直して
次回、再チャレンジすることを決意。
今日教わったことを忘れないようにノートに書き記しておくことにしました。
これはそのメンバーの人たちの作品。
ビニール紐や竹の皮で作ったりっぱな草履に感心するばかり。


何の道具もなしに、要らなくなった布と藁でこんなものを作ってしまうなんて、
昔の人の知恵はやっぱりスゴイ。これぞ立派な日本文化。私も先生から
しっかり受け継いで誰かに伝え、殘していきたいと本気で思いました。
そうと決めたからには、あきらめずに最後まで頑張ります!
私の作品を披露するのもそう遠くないかもしれません。
※ふるさとおもしろ館へは當分譲地より約2.6km、車で約4分
※上記寫真は全て平成24年3月撮影
※オーナー日記は當社の依頼により、オーナー様の日々の生活の情報をいただき、當社スタッフが更新しています。