水前寺公園江津湖をジョギング?そして思う事。
- 更新日:2024年06月20日
- カテゴリ:自然観察
水前寺公園江津湖をジョギング?そして思う事。
梅雨の晴れ間に少し足を伸ばして水前寺公園江津湖をジョギングしました。江津湖と言っても外周を廻るには約6kmあるため今回は「上江津湖周辺」を韋駄天の如くと自慢したいですが超スローペースで住まいから約9km弱走りました。
この湖は熊本市民(県民)の憩いの場所で休日には家族づれで遊びに來られたり、近くの住民や中高學校の生徒がジョギングなどをしています。
【朝日に映える上江津湖】
昔から茶人などに愛され清流でとれる「水前寺のり」の発祥地でもあるということも知りました。福岡方面などでは「紫金のり」などと呼ばれています。京都では日本料理(會席料理)や茶道(茶懐石)で使われ珍重さています。また、希少植物の「ミクリ」?「ミゾコウジュ」?「キタミソウ」なども見ることが出來ます。植物以外でも昆蟲、野鳥などの貴重な生息地です。
下江津湖をジョキングで少し一休みしていると綺麗な草花が目につきます。
【休んでいるといきなり、アオサギ君が目の前に】
また、周囲をよく見ていくと外來種の植物の多さに驚きます。下江津湖は「外來種」の寶庫かと言いたくなるほどです。
外來種と在來種の領土爭いをしている様にも見えます。水中でも外來種の淡水魚が數多くて市民のボランティア活動で駆除をしているそうす。
(右 ヤナギバルイラソウ 左 黃色カンナ)
湖面を見ると水底は見えるものの約20數年前はもう少し水が澄んでいた様に思えます。何故と思いつつジョキング再開。
ふと目に入って來たのがこれもまた外來種の水草でした。
もしかしたら原因の一つはこれかな?
(右 ブラジルチドメグサ 左 ナガエツルノゲイトウ)
水草で水生生物、昆蟲の住処になる場合もあれば増え過ぎて水面全體を覆い隠し水中植物の光合成を阻害してしまい水中の酸素濃度を低下させてしまいます。その様な事になればその湖や河川の水生の動植物は死滅し、水底には泥が溜る狀態になります。全國的にもこの様な水草が問題になっています。
近年、脫炭素、太陽光など色々と環境に配慮した取り組みがされています。環境の原點に立ち止まり「ふと」思いを馳せると。今、自然を享受出來ているのはどうしてか。それは古代からの人々がを守り、そして共生してきた結果と言えますね。
現在の我々も一歩立ち止まり、物理的(物質的)な環境への配慮も必要ですが、貴重な自然を次世代やその先にまで未來永劫に引き継いで行くといった心のエコが重要ではないでしょうか。
夏の風物詩で「江津湖花火大會 8月24日(土)」に開催されるとのことです。14萬人の人が訪れまします。くれぐれもゴミを湖に捨てるなどしないでもらいたいものです。決してこの様な事をしてはダメです。拾うのに一苦労。自動販売機のゴミ箱へ捨てさせてもらいました。
(上記の寫真は全て6月撮影 別荘地より約48km)
(上記の案內看板は管轄行政 熊本市から使用確認済)






















