アスピーテ體験隊が行く『巖手山に登ってみよう【登頂編<中編>】』
- 更新日:2010年07月30日
- カテゴリ:自然観察
水場で美味しい清水をいただき、ほっと一息、山頂を目指して再び登り始めます。
このあたりから平坦な登山道は急斜面や険しい巖場に様相を変えてきます。今まで練習してきた南昌山や八幡平の比ではありません。
それでも體がだんだん慣れてきたせいか、順調に登れます。後から遅れてついてくる同行スタッフを振り返って待つ余裕すらありました。
しばらく行くと、むこうから年配の男性と中年の女性の登山者が下りてきます、(この時間でもう下りてくるなんて、隨分朝早くから上り始めたのかなぁ?)などと考えながら進んでいきます。山頂が見えてきた「まだまだ遠いなぁ~」
すれ違いながら「こんにちは」とご挨拶。お二人ともかなり登山に慣れた様子、トレッキングポールを2本両手に持ち快調に下っています。(1本しか用意してこなかったけど、トレッキングポールは2本持ったほうが良いのかな?)
ちょうどお晝頃、「お花畑」に著きました。木道の両脇の濕原には無數の高山植物が花を咲かせています。
ここで、持って來たおにぎりをほおばり一休みします。(思っていたより相當きつめだ)と內心思いながらも山頂に登った時の達成感を胸に山頂目指して出発です。
急な巖場を登ったり、川を渡ったり道はますます険しくなっていきます。再び下山しているベテラン登山者とすれ違います。「これからですか?」との問いかけに息も切れ切れの私は「ふぇ~まぁ」と答えるのが精一杯です。(この時間でこの位置というのはちょっとペースが遅いのかな?)
お花畑を行く 「山頂までもう少し」
不動平非難小屋 「大きい巖ですねー」
山頂まであと少し、火山灰に覆われた斜面をひたすら登ります。眼下に広がる大パノラマは感無量です。寫真では伝えきれない美しさ、大自然を獨り占めにしたような気分。


「天気が良くて本當に良かった」 「あと少しなんだけどなぁ~」
仙人のように近くの雲を食べて(仙人は霞ですか???)體力を回復させたいと思うほど、山頂までの最後の1.2kmの道程はきつく、遠く長く感じました。小股でゆっくり少しずつ進みついに山頂にたどり著きました。「ばんざーい!」

いままでの疲れも吹き飛びます。達成感、征服感が満足感となり心が満腹になりました。時計を見ると午後3時30分。(ここまで7時間か???結構かかったな???んっ、ところで今日の日沒は午後何時?)
<不動平避難小屋> ふどうだいらひなんごや リゾートより約7km
※掲載の寫真は全て平成22年7月撮影
~ITO~
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