~ 宮城蔵王からこんにちは ~ 「 秋は來ぬ 」
- 更新日:2021年09月23日
- カテゴリ:オーナー日記
その90「 秋は來ぬ 」
みなさま、こんにちは。朝晩めっきり涼しくなりました。暖房を入れる日もチラホラと出てきました。まだエアコン暖房ですが、ストーブに火を入れるのもそろそろだなと思えるような気候です。9月も後半に入り、お彼岸やら中秋の名月やらの諸行事が目白押しの秋を迎えました。

秋彼岸が近づくと、それを教えてくれる植物があります。みなさまもよくご存知の「彼岸花」です。このブログでもたびたびご紹介しておりますが、夫が蔵王の我が家の敷地內に植えた彼岸花が、お彼岸が來るよと知らせるべく、今年も顔を出しました。これは、9月10日の様子です。

たくさんの実をつけて、その実を美味しく食べさせてくれたブルーベリーの木も今年の役目を終え、葉を紅葉させ始めています。その橫の葉っぱの上に、バッタがじっと止まっているのを見つけました。この寫真を撮ったのは肌寒さを感じる朝の早い時間帯あったためか、近づいてもこのバッタ君、動きません。肌寒いとはいえ草むらからは、蟲の聲が盛んに聞かれます。夏は完全に去ったのだなと、つくづく感じるひとときです。

秋といえば、みなさまはどんなことが頭に浮かびますか?私が思いますに、やはり「食欲の秋」が一番ではないでしょうか。蔵王は果物の一大産地で、とくに「梨」は県內一の収穫量を誇ります。天候の影響で、今年はあまり良くないなどの話もチラホラ聞かれましたが、町內の梨畑の様子を見に行ったところ、どうしてどうして、立派な梨の実がたわわに実っておりました。蔵王では、果樹園ごと
に直売所が設けられていることが多いので、この日も梨畑脇の直売所で梨を購入して來ました。

購入してきた梨のご紹介です。あかつきという種類で、ちょっと小ぶりだからという理由で値段も格安、なんと9個で500円。かなりお得でした。梨の橫にある黒い塊は里芋の親芋で、「ご自由にお持ちください」の張り紙がありましたので、タダです。2ついただいてきました。果樹園の方と、會話をかさねながらの楽しいひとときでした。

次に來る冬を連想するためか、ちょっとしたもの哀しさを感じさせながらも、スッキリと澄み渡る秋の美しい空気。季節は日々過ぎていきます。お彼岸の入りを間近に控えたころ、「彼岸花」が花開きました。これは、9月15日のものです。律儀に秋彼岸のころに花開く「彼岸花」。四季の彩りを擔當する植物たちの、秋のはじめの代表選手ですね。

こちらは仙臺の我が家の近く、実りの秋を迎えた田んぼから、市街地越しに蔵王の遠景を望む1枚です。農作物の出來不出來は、農家の方の日々の勤労と自然からの恵みが頼り。順調に生育を続けても、秋の長雨や臺風などで大きな被害を受けることも、殘念ながらあることです。幸い今年は大きな災害もなく、稲は順調に育ち、収穫も始まりました。美味しい新米がいただけるのももうすぐです。 農家の方々に対してはもちろんですが、いつも見守ってくれている蔵王のお山と大自然の神様にも、心からの感謝を捧げましょう。
撮影は令和3年9月









