【オーナー日記】?47　人とのつながりは、少しずつ

雪のなかでも必死に枝につがみついた柏の葉が、
風が吹く度に、カサカサと乾いた音を立てて賑やかです。
日差しは日に日に強くなり、太陽の通り道が高くなってきました。
空の色や樹々の様子が、引越してきた頃に近づいてきて、
もうすぐ、１年が経とうとしています。

長男がインフルエンザになり、急きょ夫だけが參加した學校説明會。
同じ地區のお父さんに挨拶したら、「やったあ」と喜んでくれました。
嬉しかったのは、私たちの方。お蔭でどんなにホッとしたか。

引越してすぐ、バス停までの道を歩く練習をしていると、
地元の方が、一本桜や焼走りの素晴らしさを教えてくださいました。

夏の朝、長男を送った帰り道、後ろから呼び止められ、
トマトとピーマンが採れ過ぎたからと、どっさりいただきました。

地區の方々と接して感じたことは、
自分たちはどうしてこんなに周りの評価を気にしているのだろう
ということ。知らぬ間に、ずっとそうしてきたのでしょう。
ちょっと怖い人かなと構えてみても、実際お話してみると、
みなさん適當にドライで適度に親切。
そして、気が楽なのは、「皆それぞれ」というスタンスで、
他所と比較してどうこと言う人がいないのです。

別荘地で暮らしていることをどう思われるか？
在宅で仕事をしていることをどう思われるか？???
いちいち心配していたことが、ばからしくなります。

それは、分譲地のオーナーさんたちも同じかもしれません。
子どもたちに手を振ってくださる方、絵本や昆蟲をくださる方、
食事會や畑のことを紹介してくださる方、
リンゴや野菜、ヨーグルトの種をわけてくださる方…
ちょっと気にかけているよっていう距離感が、
もともとあんなり人づきあいが上手ではない私たちには、
とてもありがたく、心地良く感じています。

つながりを広げたり、深めたりするのは、まだまだ。
でも、子どもたちの成長や、自分たちの歩みに合わせて、
ゆっくりと…でもいいかなと思っています。
１年が経ち、ようよく力が抜けてきたのかもしれません。


寫真①ノネズミの足跡
我が家のデッキの下を行ったり來たりしている足跡。リスのような可愛らしいノネズミに遭遇。春のような溫かさに誘われて出てきたのでしょう。


寫真②ベランダで日向ぼっこ
日差しを浴びたベランダデッキと壁がホカホカに！みんなで外ご飯。蟲もいないし、花びらも落ちてこない、絶好のタイミングなのかも。


～Ｓ様～

森のなかでの暮らしは、未知の世界。初めての土地で、期待いっぱい、
不安もいっぱい…でも「家族で暮らしをつくることを楽しみたい！」
実際に暮らし始めて起こった出來事、感じた事、子育て情報などをご紹介させていただきます。

※オーナー日記は當社からの依頼により、オーナー様の日々の生活の情報をご提供いただき、當社スタッフが更新を行っています。

※掲載の寫真は全て平成２９年３月撮影