【オーナー日記】#41　親爺の日常業務

　“サンデー毎日”の私とて、毎日お出かけして遊んでいられるほどの余裕はなく、また、三度の食事も作れる訳でもないので、自分が優位にできること(力仕事)すなわち、朝の雪かき、薪の準備、室內の溫度管理（はっきり言えば、ストーブ係）週一回の大掃除、スノーシューを履いた時のラッセル擔當などは水を得た魚のように張り切って見せる。

　ある程度自分の仕事を確保しておかないと、だんだん身の置き所が無くなってしまうかもしれない？と言う危機感から。


＜南の巖手山：快晴＞

　ここの天気は、およそ午前中晴れ、午後から雪。のパターンが多い。新潟故郷の御仁曰く、冬はいつもどんよりしていて気がめいると。わが妻曰く、雪は降るけど、時折、抜けるような青空がでて、とても気が晴れると。

　毎日、朝起きて雪見障子の如くカーテンを上げるとウッドデッキに雪が積もっている。積もっていたらしめしめ！散歩前のわが仕事、得たり！である。ラジオ體操よりも體が溫まり、場合によっては下著交換にまで至る。爽快である。

　ストーブはすべて私のもの。春の槇づくりから、燃やして灰の処理まで。バーベキューハウスは、夏は日よけ、冬は薪置場。ここに一杯で１シーズンが越せそうである。

　別荘地でありながら我が家には陽射しを遮る木が1本もなく、陽當たり良好。冬の朝は室溫12度ぐらい、朝と夜にストーブに火を入れるぐらいで、20度ぐらいの室溫で日中を過ごすことができる。

　神奈川の義姉は朝起きると臺所が3度ぐらいで寒いと書き送ってきた。あべこべ？移住して寒さを気にしたことはない。

　毎週月曜日は大掃除の日。動かせるあらゆる物を外に出す。マット、絨毯、椅子等すべて。十數鉢の植物たち。毎日窓越しの陽を浴び、春戀しとあくびをしながら外を眺めている君たち。空は青くても風は冷たいんだよ！感謝しているか?　

　重たいゴルフバック2つ。11月24日にゴルフ場がクローズして以來、土の匂いをかいでいないだろう！　今は週1回近くの雪の積もった練習場で頑張っている。雪の中に落ちるボール。何かしらの違和感あり！

　どんなに頑張っても220ヤードのネットに屆かないドライバー。冬にはボールが飛ばないことを見越してかネットが中途半端に降ろしてある。あと2ヶ月もしたら、芝刈りに連れて行ってあげるからね！

＜雪の中の練習場、ボールがどこに落ちているかわからないこと度々！＞

　先月作った竹スキーはたまに車の來ない裏街道で遊んでくれる。でもね、リフトがないものね！　妻と車を坂下に待機させるほど偉くないしね！

　みんなを取り込んで、2時間ほどで掃除は終わる。しかし、悲しいかな、掃除が終わって一番先に拾うゴミは自分の白髪である。ウソのような本當の話。

　破天荒でなければ、ほぼ毎日、10時ころから13時ころまで散歩の時間。最近はスノーシューを履いてリゾートの北半分の外周を周る。リゾートの敷地を東に突き抜けると広い牧草地で、晴天の中、南の巖手山が覆いかぶさるようにそびえたつ。（南に巖手山、北の七時雨山、東の姫神山、西の八幡平）

　つい大きな深呼吸をしたくなる。ここの牧草地では犬ぞり大會があったり、スノーモービルが駆けていたりする。2月11日は皆さんにとっては建國記念日！　私たちにとっては初めての”キツネとの遭遇記念日“妻曰く「立派な襟巻！」

　キツネはウサギやリスと違って人間に會っても慌てふためくことはない。私たちのほうが息をのんで硬直。見惚れてしまって記念寫真を撮り忘れてしまった。

＜近所の農家で頂いた寒ダイコン、あと三日もすれば美味しくなるだろう！＞

　“ものの見かた”　は　“ものも見かた”、と言い替えられることがあるが、同様に、ものも考えよう！雪の中でせっせと汗を流しながら、こんなに楽しい人生！と思える今日この頃。春よ來い！と言いながら冬は冬でこの上なく楽しい。

＜東の姫神山：快晴＞


＜北の七時雨山：快晴＞

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※掲載の寫真は全て平成27年2月撮影


※オーナー日記は當社からの依頼により、オーナー様の日々の生活の情報をご提供いただき、當社スタッフが更新を行なっています。

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