海幸探訪 ~妖怪に會(huì)える街『境港』~
- 更新日:2015年09月15日
- カテゴリ:探検
ゲゲゲの鬼太郎でおなじみの水木しげるさんが幼少期を過(guò)ごした境港。
JR境港駅前から水木しげる記念館までの約800メートルの間には、妖怪のブロンズ像が153體(2015年8月現(xiàn)在)並ぶ水木しげるロードがあります。
水木しげるロードは1993年にオープンし、その年の観光客數(shù)は2萬(wàn)人程度でしたが、今では年間200萬(wàn)人以上の観光客が訪れ、鳥取砂丘と並び鳥取県を代表する観光地となりました。特にNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が放送された2010年と、翌年の2011年には300萬(wàn)人以上の観光客が訪れた人気スポットです。
JR境港駅を降りると、鬼太郎やねずみ男に囲まれて執(zhí)筆する水木しげるさんのブロンズ像がお出迎えしてくれます。
この他にも、ぬりかべや砂かけ婆など、おなじみの妖怪からちょっとマニアックな妖怪まで様々な妖怪のブロンズ像が並びます。自分が知っている妖怪を數(shù)えながら見(jiàn)て歩くのも楽しそうです。
ちなみに、JR境港駅には「鬼太郎駅」という別名があり、JR境線の各駅には「一反木綿駅」や「あずきあらい駅」などの妖怪名が付いています。
今ではたくさんのブロンズ像がありますが、水木しげるロードがオープンした當(dāng)初は23體のみで、像が壊されたり盜まれてしまったりという事件もありました。
水木しげるロードはブロンズ像だけでなく、あちこちが妖怪だらけ。街燈やトイレなど、いたる所で妖怪を発見(jiàn)できます。
銀行のATMにも妖怪が出てきそうな雰囲気が。手前の看板には「ATM周辺で妖怪に暗証番號(hào)を聞かれても、決して教えないで下さい。」の注意書きがしてあります。
こちらの河童の泉は妖怪版トレビの泉。
背を向けてコインを一つ投げると妖怪パワーがもらえ、二つ投げると金霊が飛んでくる、三つ投げるとのんきに暮らせるようになるという、ありがたい効能があるそうです。水木しげるロードを訪れた際には是非試してみてください。
河童の泉には鬼太郎が小便小僧になったこんな像も。
水木しげるロードには神社もあります。その名も「妖怪神社」。
普通の神社ですと手水舎で柄杓を使い身を清めますが、妖怪神社ではこちらの「目玉おやじ清めの水」で手を清めます。この石でできている目玉おやじ、水に浮いていてクルクルと回すことができるんです。
妖怪神社の御神體は、高さ約3メートルの御影石と、樹齢300年のケヤキ。建立の際には水木しげるさんが入魂されたそうです。
水木しげるロードには、多くのショップが立ち並び、ショップ毎にオリジナルの商品を販売しています。
鬼太郎の象徴的アイテムの下駄や
ブロンズ像のレプリカミニフィギュアに
トイレットペーパーまでありました。
ここでしか買えない商品もたくさんあるので、お土産選びはとても悩みそうです。
グルメももちろん妖怪です。目玉おやじの和菓子や鬼太郎ラテアート、一反木綿のイカ焼きなど、食べるのがちょっと惜しくなるような妖怪グルメが盛りだくさんです。
こちらの「ゲゲゲの妖怪楽園」というお店には、漫畫でおなじみの鬼太郎の家や、巨大ながしゃどくろなどがあり、記念撮影スポットにもなっています。
境港駅方面から進(jìn)むと、水木しげるロードの最終地點(diǎn)となる「水木しげる記念館」。
館內(nèi)には貸本屋時(shí)代からの貴重な漫畫雑誌が展示されていたり、「ゲゲゲの女房」でもおなじみだった水木家の食卓が再現(xiàn)してあるなど、水木しげるワールドを思う存分堪能することができます。
水木しげる記念館では、ねずみ男に出會(huì)うこともできました。
水木しげるロードは、元々シャッター通り化が進(jìn)む商店街でした。
平成に入り、妖怪で町おこしをするという構(gòu)想が立ち上がった際には、商店街からは反対の聲が多數(shù)あったようです。
それが今では全國(guó)的に知られる観光地となり、商店街全體が妖怪のテーマパークのようで、一體感が感じられました。そんな姿は、全國(guó)からも地域活性化のモデルケースとして注目されるようにもなりました。
文字通り「妖怪に會(huì)える街」境港に皆様も是非お立ち寄りください。
Ⓒ水木プロ
寫真は全て別荘地から約33.3km。平成27年8月27日撮影。