海幸探訪~片江の「墨つけ神事」~
- 更新日:2015年01月15日
- カテゴリ:探検
ここは島根県美保関町の片江地區。「墨つけ神事」という奇祭で有名な島根半島の小さな港町です。
少し荒れ気味の天候の中、今年も大勢のカメラ愛好家、報道関係者、地元住民が神社の境內に集まりました。
午前10時半頃になると、墨の入った容器を片手に地元の女性達が老若男女の顔に墨を塗って歩きます。かまどの「すす」を集めて酒で溶いた、この墨を付けられると1年間を風邪を引かず、海難に遭わないそうです。
塗られる人も、それを見た人も自然と笑顔になります。(わたくしも容赦なく塗られました…)
境內が盛り上がってきたところで、2基のお神輿が「チョーサダー チョーサー」と聲を掛け合いながら町內を練り歩きます。
最後はお神輿と擔ぎ手がともに寒中の海へ。
今年も家を新築した人、新婚の人、親當(世話役)、TVレポーターさん達が次々と海へ投げ込まれました。
天候は荒れ気味ですが気分は晴れ晴れ。新年から朗らかな楽しい日曜日を過ごしました。
1年間の無事をみんなで真っ黒になって祈る港町のお祭り。毎年1月6日以降の一番早い日曜日に執り行われます。皆さんも一度參加されてみてはいかがでしょうか。
寫真は全て現地から約40.3km。平成27年1月11日撮影。