初夏の旬魚 ~美保関大敷~
- 更新日:2014年05月30日
- カテゴリ:周辺情報
梅雨入りを前に1年でもっとも過ごしやすく気持ちのいい日が続く山陰です。一方海は、漁師友達から聞こえるのは「魚が冷たい」の聲。例年よりも海水溫が低く、若干遅れ気味のようです。
そこで今回は、海の様子と旬の魚を伺いに美保関に行ってみました。
日本海から朝日が昇る午前6時頃、定置網(wǎng)で穫った魚をのせた二艘の船が美保関港に帰港します。

美保関港のちょうど中央あたりに位置する水揚げ場。獲れたての鮮魚をいち早く市場に入荷するために、待ってましたとばかりに漁師さん達のテンションが上がります。

地元ではこの定置網(wǎng)漁を大敷と呼び、水揚げされた魚を?qū)gはだれでも購入することができるのです。この日も美保関の老舗旅館のご主人が、厳しい目利きで選んだ魚を次々と青いバケツに入れていました。

まずはカマス。塩焼きで食べるとご飯が進みます。

今が旬のトビウオ。地元ではアゴと呼びます。刺身、焼き、あっさりとした白身が美味しいです。

サゴシも入ってます。小ぶりの姿を見ただけで秋の鰆が待ち遠しい。

イカの女王こと、今が旬の白イカ。漁師さんの言う通り、量が少なく遅れ気味のようです。

ブリは沢山揚がっていました。

その他、スズキ、スミイカ、大鯛、チヌ(黒鯛)、アジ、タチウオなど、豊富な魚種を見ると美保灣、島根半島沿岸が好漁場なのだなと、実感します。

若干魚は冷たいが、漁師さんは熱い美保関大敷でした。
このようにだれでも直接買い付けができる定置網(wǎng)は美保関町內(nèi)、その他の地域でもいくつかあります。今後も旬の魚を求めて大敷をご紹介してゆきます。どうぞご期待ください。
美保関へは別荘地から約43.8kmです。美保関大敷の見學や買い付けは、午前6~8時頃を目安にお越し下さい。海の狀態(tài)や水揚げ量により、休みや時間が変わる場合もございます。詳しいお問い合わせは、美保関大敷網(wǎng)組合 0852-73-0215までご連絡ください。
現(xiàn)地から約43.8km。平成26年5月撮影